トロンボーンで世界を魅了する中川英二郎が初の「個展」をオンライン開催

日本を代表するトロンボーン奏者・中川英二郎が、10月1日（金）に自身初となる単独オンラインライブを開催する。5歳でトロンボーンを始め、高校在学中にNYでレコーディングをした中川は、2022年、演奏活動40周年、メジャーデビュー30周年の記念イヤーを控えている。

5歳でトロンボーンを始め、高校在学中に初リーダー作をニューヨークで録音。名だたるビッグ・アーティストとの共演を始め、映画、TV、CMなどにおける多数のレコーディングを担当。02年ジム･ピューとトロンボーン・デュオ「E’nJ」を結成。06年には自身が団長を務める金管八重奏団「侍Brass」を始動。07年、日本人として初めて米「トニー賞」授賞式に出演し08年にはNHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマを演奏。18年にはジョセフ・アレッシらとともに「スライド・モンスターズ」を結成。デビューアルバムは動画再生回数37万回以上を記録し、iTunes、Billboardの総合チャートに異例のチャートインを果たした。

「個展」をコンセプトに、自身のトロンボーンとループペダル（録音と再生をリアルタイムで行ない、ライブで多重録音をするエフェクター）での演奏に挑む。ゲストにはサクソフォン奏者の本田雅人らを迎え、フジロックの映像などを担当する藤井大輔が映像監督を務める。

また、2020年1月にレコーティングされ、新型コロナウイルス感染症による影響でツアーとともに発売が延期されていた、中川がプロデュースするトロンボーン・ユニット「SLIDE MONSTERS（スライド・モンスターズ）」によるセカンド・アルバムの発売も発表（発売日時未定）された。

SLIDE MONSTERSは、NYフィルのジョセフ・アレッシ、ジャズ奏者・作曲家のマーシャル・ギルクス、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団バストロンボーン奏者のブラント・アテマという豪華メンバーによるスーパー・トロンボーン・グループだ。

SLIDE MONSTERS（スライド・モンスターズ）『Travelers』
2020年1月にニューヨークでレコーディングを実施した今回のアルバムは、よりポップさ、グルーヴを感じられる楽曲群が並ぶ。メンバーによるオリジナルのみならず、ベートーヴェンからジャコ・パストリアスまでジャンルレスなカヴァーも聴きどころ。新型コロナウイルス感染症の影響によって発売が延期されていたが満を持してのリリースとなる。
販売価格 : ¥3,300 （税込）発売元 : EN RECORDS

SLIDE MONSTERS「Trisense」