
ブレイクダンサー、モデルとしての顔ももつ世界的カウンターテナーのオルリンスキ、待望の初来日公演!
ポーランド出身のカウンターテナー、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキが2026年4月、待望の初日本公演を行なう。公演目前に、東京のポーランド大使館で記者会見が開かれた。
新世代アーティストとして世界的な活躍を続けるオルリンスキ。会見では、同郷のピアニスト、ミハウ・ビエルとともに、パーセルの「暫しの音楽が」と「もし音楽が恋の糧なら : 第1稿」の2曲を披露した。

日本文化への関心についても語られ、今回の来日では初めて満開の桜を楽しんだという。「以前から特別なものだと聞いていたが、その瞬間に立ち会えたことは本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

オルリンスキの歌手としての原点は、少年時代に聖歌隊や合唱団での活動だった。変声期を経てバスへ移行。その後、声楽グループでカウンターテナーのパートを任されたことが転機となり、「それが自分の声だと気づいた瞬間から、すべてが始まった」と振り返った。
ブレイクダンサー、モデルとしての顔ももつ
近年は歌手としての活動に加え、ブレイクダンス(ブレイキン)でも注目を集めるオルリンスキ。両者は切り離せない関係にあるといい、「身体の使い方の理解は歌にも大きく役立っている。どちらも自分の表現の一部」と語る。そのスタイルはオペラの現場でも活かされ、ダンス・身体表現を取り入れた演出作品のオファーにもつながっているという。
さらに、ファッション界のスターでもあり、ロレックス、ルイ・ヴィトン、NIKE、Lacosteなどのブランドでモデルとして活躍するなど、クラシック音楽界にとどまらない存在感を放っている。
Lacoste
音楽家は自然体でいること
オルリンスキとビエルが共通して語っていたのは、「特定の層に向けて演奏するのではなく、自然体でいることが結果的に若者を含めた多くの人々を惹きつける」ということ。コンサートは「聴衆に完璧さを見せる場ではなく、自宅に招くような親密な体験でありたい」と語り、従来のクラシックの枠にとらわれない姿勢を示した。

今回の来日公演は、4月9日に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール、10日に東京芸術劇場の2公演。ヘンデルとパーセルといったバロック作品を中心に据えつつ、現代的な感性で再構築された演奏が披露される。
音楽と身体表現を自在に行き来するオルリンスキ。その唯一無二のパフォーマンスを日本で初めて体感できる、絶好の機会である。
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