神奈川フィル、試演会を経て7/23の演奏会で「神奈川フィルサウンド」復活!
神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、7月23日より演奏会を再開する。この演奏会では常任指揮者の川瀬賢太郎の指揮により、管楽器のみで1曲、弦楽器のみで1曲、そして後半には、ベートーヴェンの傑作《運命》が演奏される。
活動再開に際し、練習場であるかながわアートホールに楽団員が4カ月ぶりに集まり、試奏、演奏が行なわれた。
試演会は3日間にわたって開催。7月8日はスタッフのみで準備にあたり、横浜みなとみらいホールと同じ寸法で、棒を使って椅子の中心から1.5mというソーシャルディスタンスをとってセッティングを整えた。
9日は弦楽器のみ。川瀬賢太郎指揮のもと、この1.5ⅿの距離が与える影響などを、実際に演奏をしながらつかんでいった。チャイコフスキーの「弦楽セレナ―ド」を指揮した川瀬賢太郎は、「新しい環境や条件でいろいろ心配もありましたが、
10日はいよいよ管楽器打楽器が入り、ドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》第4楽章。オーケストラで合わせるのは139日ぶりだった。
広報担当者は「久しぶりの合奏に楽団員はいきいきとしていました。多少の戸惑いはあったものの、音楽をする楽しさと音楽がもつ魅力が交ざりあい、いつもにも増して『神奈川フィルサウンド』が戻ってきたという感覚。早く演奏会を迎え、一身に拍手を浴びる姿を思わず描きました」と語った。
入念に準備を重ねた上で開催される演奏会。4ヶ月ぶりにホールに鳴り響く「神奈川フィルサウンド」に期待が高まる。
日時: 2020年7月23日(木・祝)14:00開演
会場: 横浜みなとみらいホール大ホール
出演: 川瀬賢太郎(指揮)
曲目: R.シュトラウス/13管楽器のためのセレナード変ホ長調Op.7、チャイコフスキー/弦楽セレナードハ長調Op.48、ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
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