水谷豊が監督作品で指揮者・西本智実とコラボ! 映画『太陽とボレロ』制作決定
『TAP ‐THE LAST SHOW‐』(2017)で初監督を務めた水谷豊。『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019)に続く監督作品第3弾『太陽とボレロ』の制作が発表された。タイトルにもなっているラヴェル作曲「ボレロ」の演奏を指揮者・が担当するオーケストラ映画だ。
2022年公開を予定している今作は、2021年5月~6月に長野ロケ、都内ロケで撮影。オーケストラを舞台にした人間ドラマを、“洒脱なエンターテインメント作品”として紡ぐ。ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、「音楽を愛する人々」と「音楽の素晴らしさ」を描くという。
2人のコラボレーションは、水谷が訪れた西本のコンサートで言葉を交わしたことから始まった。クラシックの世界について話すうちに、水谷が作中で奏でられる「ボレロ」の指揮演奏をオファー。作品のテーマと監督の思いに共鳴した西本は、自身初となる映画音楽監督をも引き受けることとなった。同時にイルミナートフィルハーモニーオーケストラが演奏に参加することも決定した。
西本さんと出会ったことにより、より深いクラシックの世界の人間ドラマを描くことができたと思います。そして、話をしていく中で、映画音楽の指揮演奏に加え、なんと音楽監督も引き受けて頂けることになりました。運命のように出会えて、お仕事をご一緒できることに、今、とても嬉しく興奮しています。ヨーロッパなど多くの国々ではクラシックを生活の一部のように楽しんでいます。この映画も西本さんとともに「クラシックを楽しめる映画」にしたいと思っています。
「熱中時代」の北野広大先生は、実際私自身の人生に影響を与えて下さった先生でもありました。このようなリクエストをいただき、人生には思いがけない不思議なご縁というものがあるんだなとつくづく思います。劇中の楽曲は、映画のタイトルである『太陽とボレロ』から、同じリズムで貫く強い繋がりをラヴェル作曲「ボレロ」で、その他は背景のディテールと共通する楽曲を幾つか提案し、話し合いの中、クラシック作品を選曲しました。これから作曲していく音楽もありますので、水谷さんの世界に耳を澄ませていきたいと思います。
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