次代のオペラスターを探せ! 海外研修の成果を発表する歌手たちの競演
文化庁、公益財団法人東京二期会が主催する若手世代トップレベルの歌手たちによる競演 、「明日を担う音楽家による特別演奏会」通称「あすにな」が3月3日(木)、東京オペラシティ コンサートホールで行なわれる。
このコンサートは、新進芸術家海外研修制度の声楽部門を活用した海外研修の帰国後に、その成果を発表するスペシャル・コンサートだ。
文化庁では,新進芸術家海外研修制度として美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術など、メディア芸術の各分野における新進芸術家の海外の大学や芸術団体、芸術家などへの実践的な研修に従事する機会を提供しています。
平成29年度末までに約3,500名が研修を行ない、現在の我が国の芸術界の中核的な存在として国内外で活躍しています。
これまでに、嘉目真木子、佐藤康子、小泉詠子、鳥木弥生、城宏憲、笛田博昭、又吉秀樹、小堀勇介、大塚博章など、多くの歌手がこのステージに立ち、活躍の一歩を踏み出した。
今回は9名の歌手が出演。角田綱亮が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団が、若きアーティストたちと共演する。
声種もプログラムもバラエティに富んだガラコンサートとして、そして次代のオペラ界のスターを見つける楽しみもありそうだ。
日時: 2022年3月3日(木)19:00開演
会場: 東京オペラシティ コンサートホール
出演と予定演奏曲目:
鈴木玲奈(ソプラノ)〈平成27年度 ドイツ・アーヘン〉 トマ:《ハムレット》より「私を遊びの仲間に入れてください」
竹下裕美(ソプラノ)〈平成28年度 オーストリア・ウィーン〉 ヴェルディ :《運命の力》より「神よ、平和を与えたまえ」
宮地江奈(ソプラノ)〈令和元年度 スイス・ルガーノ〉 ヴェルディ:《椿姫》より「不思議だわ!〜ああ、きっと彼なのね〜私はいつも 自由で」
金澤桃子(メゾソプラノ)〈平成29年度 フランス・パリ〉 ロッシーニ:《チェネレントラ》より「悲しみと涙に生まれ育ち」
鈴木望(メゾソプラノ)〈平成30年度 イタリア・ヴェネツィア〉ドニゼッティ:《ファヴォリータ》より「私のフェルナンド」
藤田彩歌(メゾソプラノ)〈平成28年度 イタリア・ミラノ〉 ベッリーニ:《カプレーティ家とモンテッキ家》より「もしロメオが御子息を殺めたとしても」
山本耕平(テノール)〈平成27年度 イタリア・マントヴァ〉 モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》より「恋人を慰めて」
深瀬廉(バリトン)〈平成29年度 ドイツ・ベルリン〉 ロルツィング:《ロシア皇帝と船大工》より「裏切られるとは!」
村松恒矢(バリトン)〈平成30年度 イタリア・ローマ〉 ヴェルディ:《ドン・カルロ》より「終わりの日は来た」
角田綱亮(指揮)東京フィルハーモニー交響楽団
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