日めくりオントモ語録/ジョナサン・ノット

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2018.09.07
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イラスト:駿高泰子

コンサートというのは、エキサイティングでなければいけない、と私は確信しています。もちろん、それは大音響で驚かすのではなく、聴き手の心をぎゅっと鷲掴みにすることです。

―― ジョナサン・ノット「レコード芸術」2017年10月号より

指揮するときにオーケストラの楽団員の自発性を大切にしていると語るジョナサン・ノット。自発性を重視することにはリスクを伴うが、楽団員たちの考えや思いを、その場で表現してもらうことによって、よりエキサイティングな演奏を目ざしているのです。

ジョナサン・ノット(Jonathan NOTT 1962-)

ジョナサン・ノットは2011年10月定期/川崎定期演奏会におけるラヴェル「ダフニスとクロエ(全曲)」などを指揮して東京交響楽団にデビュー。この共演が決定的となり、翌2012年10月には次期音楽監督の就任を発表。2014年度シーズンより東京交響楽団第3代音楽監督を務める。2015年度は、出演した全ての定期演奏会が批評家によるコンサート・ベストテン(「音楽の友」誌上)で多くの票を集めるなど、今最も目が離せない指揮者である。

1962年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で音楽を専攻し、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジでは声楽とフルートを学び、その後ロンドンで指揮を学んだ。ドイツのフランクフルト歌劇場とヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場で指揮者としてのキャリアをスタートし、オペラ作品に数多く取り組む。1997年~2002年ルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、2000年~2003年アンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督(2004年~2006年は客演指揮者)、2000年~2016年ドイツ・バンベルク交響楽団首席指揮者。2017年1月にスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任した。

2010年、バンベルク響とのCD「マーラー交響曲第9番」を世界で権威あるフランスのMidem音楽賞最優秀交響曲・管弦楽作品部門賞受賞へ導き、オーケストラの名を一躍広めた。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が評価され、2009年バイエルン文化賞が贈られたほか、2016年7月にバンベルク大聖堂にて開催された同響とのラストコンサートでは、大司教より功労勲章が授与された。

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