ブラームスの交響曲を名盤で聴こう! 音楽評論家が選ぶBEST 3と楽曲解説
2018.10.13
日めくりオントモ語録/マグダレナ・コジェナー
その曲で何が歌われているかを正確に理解すれば、どの言語であろうとも基本的には表現上の問題はないはずです。
―― マグダレナ・コジェナー「レコード芸術」2006年10月号より
チェコ出身で、ドヴォルザークやヤナーチェクなどチェコの作曲家の作品も意欲的に取り上げているコジェナー。母国語でない言葉で歌うときに、心理的なボーダーラインを感じることはあるか? と問われて一言。
確かに聴き手は、言語による壁を感じてしまうことがあるかもしれないが、歌い手はそういうものを持ってはならない、と語りました。
アルバム「Love and Longing」にも、ドヴォルザーク(チェコ語)、マーラー(ドイツ語)、ラヴェル(フランス語)の3言語による作品が収められている。
マグダレナ・コジェナー(Magdalena KOZENA)
マグダレナ・コジェナーはブルノに生まれ、ブルノ音楽院で学んだ。さらにブラチスラヴァの音楽演劇アカデミーに進み、エヴァ・ブラフォーヴァの指導を受け、1995年に卒業した。彼女はチェコ共和国内においても、国際的にも多くの主要な賞を受賞している。(1995年にザルツブルクで行われた第6回国際モーツァルト・コンクール優勝)「プラハの春」音楽祭とモラヴィアでの音楽祭には定期的に登場している。グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」やモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」などのオペラはもとより、バッハ、ヘンデルのアリアやカンタータのコンサートにも積極的。また、自国の作曲家マルティヌーの作品の演奏にも熱心である。
ランキング
- Daily
- Monthly
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2024.11.11
ファンがストーカーに変化してしまったら? 泥沼化を防ぐ対策とは
2024.11.09
ブーイング考~音楽史、上演史を変えた「ブー!」と、今どきの作法
2024.11.08
《トスカ》~注文魔プッチーニ!「オペラ向きでない」台本が変えた未来
2024.11.07
時代の音が混入!?ランドフスカ、フルトヴェングラー、シューリヒトの「歴史的」録音...
2024.11.06
「ポーランド映画祭2024」でショパン・コンクールのドキュメントが日本初上映
2024.11.06
交響曲第9番ニ短調《合唱付き》〜作曲当時の様子、創作から初演までの流れ
2024.11.04
石田泰尚に50の質問!〈前編〉子どもの頃は?洋服へのこだわりは?最近出会ったお気...
2024.11.04
石田泰尚に50の質問!〈後編〉これだけは譲れないことは?リサイタルで大切にしてい...