インタビュー
2023.04.29
世界のオーケストラ楽屋通信 Vol.1 永野花穂(ヨンショーピン・シンフォニエッタ第1ヴァイオリン奏者)

個人を尊重するスウェーデンでいきいきと演奏! 独特な誕生日の祝い方も

世界各国のオーケストラで活躍する日本人奏者へのインタビュー連載がスタート! お国柄を感じるエピソードやカルチャーショックを受けた体験などを教えてもらいます。オーケストラの内側から、さまざまな国の文化をのぞいてみましょう!
第1回は、スウェーデンのヨンショーピン・シンフォニエッタ第1ヴァイオリン奏者の永野花穂さんが登場。どんな雰囲気のオーケストラなのでしょうか?

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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みんながいきいきと演奏する働きやすい職場

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——所属されているオーケストラについて教えてください。

永野 私の所属しているヨンショーピン・シンフォニエッタは、35人ほどの小編成のアンサンブルです。スウェーデンのヨンショーピンという街に本拠地のホールがあります。最近は若い人が増えてきて、平均年齢の若いオーケストラになってきました。同僚の皆さんは優しくフレンドリーで、みんなが働きやすい職場なんじゃないかと思います。

永野 小編成オケは、指揮者なしでのアンサンブルができる、というのが1つの特徴です。素晴らしいリーダーのもとでの音楽作りは、室内楽のようで、みんないきいきと弾いています。

また、小編成では一人ひとりの責任がより大きくなるので、大編成のオーケストラよりも個人の積極性が大切になってきます。

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