
ベトナムでオーケストラの創立メンバーに! 東南アジア独特のダイナミックさを体感

世界各国のオーケストラで活躍する日本人奏者へのインタビュー連載。オーケストラの内側から、さまざまな国の文化をのぞいてみましょう!
第17回は、ベトナムのサン・シンフォニー・オーケストラ・ハノイでトランペット奏者を務める漆原友貴さん。国として急成長中のベトナムで、若者も多く勢いを感じるそう。オーケストラ活動や打ち上げについても教えてもらいました!

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
創立メンバーとして2018年にベトナムへ
——所属されているオーケストラについて教えてください。
漆原 僕のオーケストラは2018年にベトナムのハノイで結成したばか
外国人メンバーには日本人のほか、シンガポール、インドネシア、
定期演奏会が開催されるオペラハウス

東京都板橋区出身。東京都立新宿高校を卒業後に渡独。ロストック音楽演劇大学、同大学修士課程修了。
トランペットを織田準一、杉木峯夫、ライナー・アウアーバッハ、ボー・二ルソン、ユリエ・ボンデ、クリスティアン・ステーンストロプ各氏に師事。
2016〜17年ロストック北ドイツフィルハーモニー研修生。2015、16、17年に香港でアジアユースオーケストラに参加。
2018年よりベトナム、ハノイへ渡り、サンシンフォニー交響楽団 トランペット奏者。2020年よりハノイのプロ、学生、アマチュアの金管奏者からなるハノイブラスコミュニティを立ち上げ、芸術監督を務める。
これまでにマレーシアフィル、シンガポール交響楽団、ベトナム国立交響楽団、ベトナムオペラバレエ国立交響楽団、ハノイフィルハーモニー、ベルリン国立歌劇場などドイツ、アジア各地にて客演。
2024年より指揮をフィンランド・ヘルシンキにてヨルマ・パヌラ氏に師事し、同氏の指導の下ハンガリー・ブダペスト交響楽団、 ケチュケメート交響楽団(ハンガリー)を指揮。
ベトナムではハノイブラスコミュニティブラスアンサンブル、サイゴンウインズ吹奏楽団を指揮。
打ち上げではローカルビールで盛り上がる
——なぜこのオーケストラに入ろうと思ったのですか?
漆原 僕はまだドイツ留学中の2015、16、
2016年にはアジアユースオーケストラでハノイで演奏していま
漆原さんの紹介動画
——今のオーケストラでいちばん思い出に残っている演奏会や曲目を教えてください。
漆原 いろいろなコンサートがありましたが、
どんな感じかといいますと、ベトナム人は基本的にベトナムのローカルビールを好むのですが、このときは他に謎のアルコール度の高い梅酒のようなものを一気飲みして、みんなで1、2、3、乾杯(ヨー)! と叫んでいました。

急成長中のベトナムで波に乗って
——お国柄を感じたエピソードや日本とは違うなぁと感じる点を教え
漆原 先ほど交通について挙げましたが、やはり一番驚いたのは、バイクや原付の人口が多いところですね。オーケストラのメンバーがほぼ全員バイクで通勤するのは、多分ベト
僕は自転車通勤ですが、
リハーサルのあとはよく仲の良いメンバーで一緒にお昼ご飯を食べ、

——「この国に来てよかった!」と感じるのはどんなときですか?
漆原 いまベトナムは成長が著しく、1週間いなかっただけで街並みががらりと変わっていたりします。 ベトナム人も若い人が多く、いろいろな場面で勢いを感じ、
今もちょうどハノイで新しいオペラハウスを2027年に建てると

——おすすめのローカルフードがあれば教えてください。
漆原 ベトナムはローカルフードが充実しているので、選ぶのが難しいですね。ベトナム風つけ麺のブンチャー、
ちなみに南のホーチミンではスープ麺のフーティウも美味しいです。それと僕のお気に入りはコムタム、炭火豚肉入り砕米ごはんです。






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