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【速報】東京都交響楽団 定期公演2025-26シーズンのラインナップが発表

「本当はクラリネットがやりたかった」――そんな思いを抱えながら、中学でホルンと出会った東京都交響楽団ホルン奏者の鈴木優さん。しかし、先輩の一言をきっかけにその魅力に引き込まれ、やがてオーケストラの世界へと飛び込んでいきます。幼少期の柔道経験によって鍛えられた精神力、オーディションでの試練、そしてプロとしての挑戦。ホルン奏者として多岐にわたって活躍する鈴木さんに、ホルンとの運命の出会いとその歩みを聞きました。
「オーケストラの舞台裏」は、オーケストラで活躍する演奏家たちに、楽器の魅力や演奏への想いを聞く連載です。普段なかなか知ることのできない舞台裏を通じて、演奏家たちのリアルな日常をお届けします。

編集者、ライター。女性誌編集、ECサイト編集・ディレクター、WEBメディア編集長、書籍編集長などを経て現在。はじめてクラシック音楽を生で聞いたのは生後半年の頃。それ以...
——子どもの頃はどんな子でしたか。
鈴木優(以下、鈴木) 父が柔道を教えていたこともあって、小学校1年生の時に道場に連れていかれて、結局6年間柔道を続けました。父が怖かったので「やりたくない」とも言えず(笑)。とはいえ、私はとにかく昔から負けず嫌いなので、絶対に負けたくない一心で練習に打ち込んでいましたね。
——柔道の経験が演奏にも生きているんですね。
鈴木 そうですね。父は一本勝ちでないと認めてくれないほど厳しくて、自然と精神力が鍛えられました。吹奏楽部でも先生や先輩は厳しかったですが、それまでの経験があったからこそ、自分にも厳しくできたと思います。今では父に感謝しています。








