シェーネル? シェーナー? 現代ドイツ流の発音で「第九」を歌ってみよう!
2019.12.27
おやすみベートーヴェン 第12夜【ボンでの少年・青年時代】
「三重奏曲卜長調」——ボンの宮廷楽団の奏者と一緒に自らも演奏した?
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
ボンの宮廷楽団の奏者と一緒に自らも演奏した? 「三重奏曲卜長調」
室内楽作品としては、前年の3つのピアノ三重奏曲WoO36に次ぐ4作目。トリオ作品としては初めての作品。
クラヴィーア(恐らくチェンバロ)を自ら弾き、ボンの宮廷楽団にいたフルートとファゴット奏者のために書かれたと推定。
また、協奏交響曲風な《ロマンツェ・カンタービレ》Herss13(WoO207)とも関連した作品の可能性もある。3楽章構成で終楽章は主題と7つの変奏からなる。
解説:平野昭
15歳のベートーヴェンが自らクラヴィーアを弾いて披露したと思われるこの作品。宮廷楽団のフルート奏者とファゴット奏者と一緒に演奏しているところを想像すると、なんだかほほえましいですね。それぞれの楽器の持ち味が活きた、約26分のしっかりとした構成のトリオです。
作品紹介
「三重奏曲卜長調」WoO37
作曲年代:1786年(ベートーヴェン15歳)
出版:1888年
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2024.11.04
石田泰尚に50の質問!〈前編〉子どもの頃は?洋服へのこだわりは?最近出会ったお気...
2024.11.04
石田泰尚に50の質問!〈後編〉これだけは譲れないことは?リサイタルで大切にしてい...
2024.11.03
歌劇『シューベルト 水車屋の美しい娘』がひらく、リートの芝居世界
2024.11.03
ゴジラ生誕70年&伊福部昭生誕110年 いまこそ伊福部昭の音楽世界を堪能しよう!
2024.11.02
音楽が「起る」生活#2 ネルソンス&ウィーン・フィル、ラトル&バイエルン、N響、...
2024.11.01
11月の運勢&ラッキーミュージック☆青石ひかりのマンスリー星座占い
2024.10.31
アンドリス・ネルソンスが語る、ウィーン・フィル来日公演への思い
2024.10.31
「第九」で学ぶ!楽典・ソルフェージュ 第2回 音名