プレイリスト
2020.03.25
おやすみベートーヴェン 第101夜【天才ピアニスト時代】

「ソナチネ ハ長調」——マンドリンとチェンバロの明るい対話が印象的

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1792年、22歳のベートーヴェンは故郷ボンを離れ、音楽の中心地ウィーンに進出します。【天才ピアニスト時代】では、ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品を紹介します。

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ
編集協力:水上純奈

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

マンドリンとチェンバロの明るい対話が印象的「ソナチネ ハ長調」

作曲家フランティシェク・ドゥシェック(1731〜99)とその夫人で名ソプラノのヨーゼファ(1754〜1824)を中心とするサロンは、プラハの音楽文化の象徴的存在であった。(中略)また、このサロンの常連であったクラリ伯爵令嬢ヨゼフィーネ(1777〜1828)のために、マンドリンとチェンバロのための二重奏曲を4曲(ソナタ2曲、アダージョ、変奏曲=WoO43a、43b、44a、44b)作曲しており、同サロンで、ベートーヴェン自らも共演者となって演奏したであろうことは確実である。

——小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)35ページより

1796年2月、プラハから始まる長い旅に出たベートーヴェン。この作品は、プラハで出会った伯爵令嬢ヨゼフィーネへ贈った4作品のうちの3作品目です。

マンドリンとチェンバロの掛け合いが印象的な、明るい作品です。ベートーヴェンとヨゼフィーネの共演も聴いてみたいものですね。

作品紹介

「ソナチネ ハ長調」WoO44a

作曲年代:1796年春(ベートーヴェン25歳)

出版:1912年

クラリ伯令嬢ヨゼフィーネに献呈

小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)
ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ