《ラ・バヤデール》は1月24日まで、《くるみ割り人形》は2月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国公開

シーズン真っ只中! 英国王室直轄の上演を映画館で楽しめる英国ロイヤル・バレエ・シネマを音楽で先取り

プレイリスト
2019.01.23

日本にいながらにして、映画館の大スクリーンでイギリス・ロンドンで上演されているロイヤルオペラ、ロイヤルバレエの最新舞台が楽しめる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン」。

現在公開中の《ラ・バヤデール》から8月のシーズンラストまで、ONTOMOではバレエで演奏される音楽に大注目。プレイリストで期待を高めて、映画館で気軽に楽しめる豪華絢爛な舞台に出かけてみませんか?

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メインビジュアル:《くるみ割り人形》©ROH. Photograph by Helen Maybanks
ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

パトロンはエリザベス2世! 英国の誇りロイヤル・バレエ団を映画館で

イタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで成熟したバレエが、今、イギリスで花盛りだ。

フランスのパリ・オペラ座、ロシアのマリインスキー・バレエとともに、世界三大バレエ団と称されるロイヤル・バレエ団はその名の通り、イギリス王家直轄のバレエ団。現在、パトロンをエリザベス女王、総裁はウェールズ公チャールズ皇太子が務めている。ロンドンのコヴェント・ガーデンを本拠地に、極めて質の高い公演を行なっている。

理想はロンドンに行って、例の二階建てバスに乗り、おしゃれをしてバレエを観て、フィッシュ&チップスでビールを飲みながら感想を語り合い……。なかなかそうもいかない。イギリスは遠い。でも、ロイヤルのバレエは観たい!!

そんなあなたの強い味方が、ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン。映画館の大スクリーンで、ロイヤル・バレエ団の素晴らしい舞台がじっくりと堪能できる。細かいステップを見たい方にとっては、舞台で観るよりしっかり観察できるかもしれない。

昨年12月から開始した2018/19シーズン真っ只中、ONTOMOでは現在公開中の《ラ・バヤデール》から、8月の《ロミオとジュリエット》まで音楽を紹介。映画館に行く前の予習に聴くのもよし、ロンドンの劇場に想いを馳せて聴くのもよし。今年のロイヤル・バレエを音楽からチェックしてみては?

公開劇場や公開期間は下記のリンクから。

古代インドの舞姫を描くエキゾティックな名作

《ラ・バヤデール》/現在公開中~1月24日(木)まで

©ROH. Photograph by Helen Maybanks

現在上演中の《ラ・バヤデール》は、オーストリア出身、ロシアで活躍したバレエ音楽作曲家のレオン・ミンクス(1826-1917)が作曲した人気演目。悲劇的なインドの舞姫(バヤデール)を描くのに相応しい、エキゾチックで壮大な音楽も、聴きどころ満載!

チャイコフスキーの音楽が大人から子どもまで魅了する

《くるみ割り人形》/2月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国公開

《くるみ割り人形》より、雪の精を踊るロイヤル・バレエのダンサーたち ©ROH, 2015. Photographed by Tristram Kenton.jpg

ロイヤルの《くるみ割り人形》は演劇の国イギリスならではの、ストーリー性豊かな舞台が展開。大人から子どもまで、文句なしに楽しめるはず。

2018年で入団20周年を迎えたロイヤルの看板ダンサー、マリアネラ・ヌニェスの踊る圧巻の金平糖の精(特別映像としてニーナ・シモンの「フィーリン・グッド」に乗せて踊られるマリアネラの映像作品「NELA」を本邦初公開!)。新たなスターの誕生を予感させるアナ・ローズ・オサリヴァン演じるクララ、バラの精を踊る金子扶生の活躍も見逃せない。

チャイコフスキーの音楽は「行進曲」「花のワルツ」「金平糖の精の踊り」と、どこかで聴いたことがある有名曲のオンパレード。子どもたちの合唱が美しい「雪の精のワルツ」も感動的。

パ・ド・ドゥで喝采を浴びるマリアネラ・ヌニェス(金平糖の精)とワディム・ムンタギロフ(王子)©ROH. Photograph by Helen Maybanks

スペインを舞台に繰り広げられる爽やかな恋物語

《ドン・キホーテ》/5月17日(金)より順次公開

《ドン・キホーテ》ロイヤル・バレエダンサー © ROH Johan Persson (2013)

《ラ・バヤデール》と同じくレオン・ミンクスの人気作。パリも、マリインスキーもお得意のレパートリーとしているが、もちろんロイヤルの十八番でもある。スペインを舞台にした、情熱的で華やかな物語は、ミンクスの音楽と相まって、バレエ初心者でも楽しめる名作だ。

ロイヤルはクラシック・バレエだけじゃない! 新作も要チェック

コンテンポラリーダンス・トリプルビル/6月28日(金)より順次公開

ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー / シディ・ラルビ・シェルカウイ 新作 / フライト・パターン

新国立劇場の「不思議の国のアリス」や劇団四季の「パリのアメリカ人」で、日本でも話題沸騰中の振付家ウィールドンによる「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」ではヴィヴァルディと、イタリアで人気のピアニスト・指揮者・作曲家のエツィオ・ボッソの音楽が使わている。

カナダ出身の女性振付家クリスタル・パイトが難民問題を扱った「フライト・パターン」(ローレンス・オリヴィエ賞受賞)では、ポーランドの作曲家ヘンリク・グレツキの名作、交響曲第3番『悲歌の交響曲』を採用。

ベルギー出身のシディ・ラルビ・シェルカウイが振付ける新作は、まだ音楽未定とのこと。

今、まさに発展を続ける舞踏の世界を観るのも刺激的な体験になりそうだ。

シェイクスピアの国から届く不滅の2人の悲劇

《ロミオとジュリエット》/8月23日(金)より順次公開

《ロミオとジュリエット》マシュー・ボール演じるロミオと、ヤスミン・ナグディ演じるジュリエット © ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather.jpg

シーズンラストを飾るのは《ロミオとジュリエット》。ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフが作曲した名作バレエ。シェイクスピアの国、イギリスのバレエ団が上演するとなれば、期待せずにはいられないだろう。

プロコフィエフの音楽は抒情的な表現から、決闘シーンの手に汗握るプレスト、2人の死の場面は、音楽だけでも涙を誘う。某携帯会社の某白い犬のお父さんのCMで使われていた「騎士の踊り」はご存知のかたも多いはず。

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