レポート
2026.02.04
園田隆一郎、沖澤のどか&髙木竜馬、広上淳一&沼尻竜典……いまをときめく実力派が集う

京都コンサートホール2026年度ラインナップ発表

京都が誇るクラシック音楽の殿堂、京都コンサートホールが2026年度ラインナップを1月29日の記者会見で発表。鷲田清一(京都コンサートホール 館長)、広上淳一(京都コンサートホール ミュージックアドバイザー)、高野裕子(京都コンサートホール プロデューサー)が登壇し、その詳細が語られた。

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1941年12月創刊。音楽之友社の看板雑誌「音楽の友」を毎月刊行しています。“音楽の深層を知り、音楽家の本音を聞く”がモットー。今月号のコンテンツはこちらバックナンバ...

写真提供:京都コンサートホール

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2026年度のテーマは「時を超える響き」

さまざまな公演を行っている京都コンサートホール。30周年を迎えた2025年、そのクラシック音楽の包括的な活動が文化芸術都市・京都を牽引したとして、「令和7年度地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞した。

同ホールの新たな一歩となる2026年度の公演ラインナップのテーマは「時を超える響き」。いまをときめく実力派が集い、京都で鳴り響く。

園田隆一郎(指揮)
2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間《トスカ》を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団《ラ・ボエーム》を指揮して日本デビューを果たす。ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、ジェノヴァ歌劇場、フランダース・オペラをはじめ、フィレンツェのトスカーナ管弦楽団、カターニアのベッリーニ大劇場管弦楽団の演奏会を指揮。その後国内外のオペラへの出演、オーケストラとの共演を重ね、オペラ、シンフォニーの両分野で活躍する指揮者の一人である。また、数々のオペラ歌手とのコンサートにおいて、共演ピアニストとしても評価が高い。パシフィックフィルハーモニア東京 指揮者。藤沢市民オペラ芸術監督。
© Fabio Parenzan

第30回の記念となる「京都の秋 音楽祭の開館記念コンサート」(9/12)では、京都市交響楽団でマーラー「交響曲第2番《復活》」を予定。指揮を担当する園田隆一郎は「壮大なこの曲で節目の公演を振ることができることを、うれしく思います。この曲の聴きどころは、最後の死のあとの希望に満ちあふれている部分。この華やかな音楽をぜひ生で聴いていただきたいと思います」とコメントしている。

 

バンジャマン・アラール(org、cemb)
2004年、古楽の最高峰と言われるブルージュ国際古楽コンクール第1位および聴衆賞を獲得。さらに2007年ゴットフリート・ジルバーマン国際オルガン・コンクール(フライブルク)第1位およびヒルデブラント特別賞を受賞。チェンバロおよびオルガン奏者として、国内外でリサイタルを行うほか室内楽での演奏活動も行っている。また、ラ・フォル・ジュルネ、モンペリエ音楽祭をはじめとする著名音楽祭に出演。さらに、クイケンとレオンハルトが1973年に創設したラ・プティット・バンドの通奏低音奏者としても活躍。2005年よりパリのサン=ルイ=アン=リル教会の正オルガニストを務め、毎シーズンコンサートを行っている。
© Bernard Martinez

また、コロナ禍で公演が見送られていたフランス出身の世界的鍵盤楽器奏者、バンジャマン・アラールが来日するのにも注目。10月17日にチェンバロ、10月24日にパイプオルガン、と両楽器の公演を聴くことができる貴重な機会だ。「京都は、古くからの文化を感じられる素敵な都市です。そこで大好きな日本のみなさまにJ.S.バッハ作品を届けられることを、いまから心待ちにしています」とパリからアラールのメッセージが届いた。

そのほか、「第22回京都市ジュニアオーケストラコンサート」(2027年2月6日)には、京響常任指揮者の沖澤のどか、京都市立芸術大学専任講師の髙木竜馬(p)という、京都にゆかりがあり大活躍の二人が出演。ロビーコンサートには、初の雅楽が登場するなど盛りだくさんだ。なかでも興味を引くのは、昨夏も話題となった広上淳一と沼尻竜典のマエストロ連弾。会見で広上は「余興のつもりが大きな企画になってしまいました(笑)。漫談も必見。気軽に楽しんでいただきたい」と語った。

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