レポート
2021.09.15
オンライン会議でも実力を発揮

テクニクスが音楽だけでなく通話の音質にもこだわったワイヤレスイヤフォンを発表!

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テクニクスが新製品の完全ワイヤレスイヤフォン、EAH-AZ60とEAH-AZ40を発表した。両機種は「高音質」と「高い通話音質」を両立したイヤフォンとのことだが、その開発背景には、昨今の在宅時間の増加により、「高音質」のモデルが求められていることや、オンライン会議の増加により、在宅ワークで高い「通話音質」を求められているという現状がある。

カラー展開は、EAH-AZ40はローズゴールド、ブラック、シルバー、EAH-AZ40の上位モデルにあたるEAH-AZ60は、ブラック、シルバーとなっている。

まず、音質についてだが、上位機種のEAH-AZ60は、直径8mmダイナミックドライバーを使用し、振動板にバイオセルロース素材を採用している。広い帯域を余裕をもって再生可能とし、自然なボーカル、楽器再現とともに、締まり感のある豊かな低音を意識して設計されている。

なお、ハイレゾ再生、ノイズキャンセリング機能に対応しているのは、EAH-AZ60のみとなっている。

スタンダードモデルのEAH-AZ40は、直径6mmダイナミックドライバーを使用している。小口径ながら、全帯域で、強調感、不足感のないクリアな音で、音響構造の効果をしっかりと再現し、レンジ感、厚みのある本格的なサウンドを目指している。

「高い通話音質」を実現するテクニクスが開発した「JustMyVoice™」テクノロジーについては、両機種共通だ。

これは、通話の際に周囲の雑音をカットすることによって、自分の声だけをクリアに相手に届ける技術。この通話音声処理は、通話用のマイクと、骨に伝わる声の振動を検知する発話検知マイクを利用して音声を認識し、発話者の声の帯域を特定。声とそれ以外の音を区別し、ノイズや風切り音を低減する。

通話中にイヤフォンを2回タップすることで、マイクをミュートにできる機能も嬉しい。また、専用のアプリにて自分の声を一時的に録音し、相手に伝わる音を事前に確認できる機能も、オンラインでの重要な商談や面接の時に重宝しそうだ。オンライン会議における「周りの音が聞こえないので、大声で話してしまう」「先方に聞こえているか不安になる」「生活音が相手に伝わっていないか不安」という悩みはこの技術によって解決できるだろう。

上位機種のEAH-AZ60にのみ搭載されるノイズキャンセリングについては、フィードフォワード方式(FF)*1 と、フィードバック方式(FB)*2 の両方の方式を使用し、さらには耳の内側の追加マイクで処理の遅延を減らす「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」機能を備えている。また、アンビエント(外音取り込み)機能についても、イヤホンをつけていない時と同様に周りの音が聞こえる「トランスペアレントモード」と、音楽を一時停止し、会話やアナウンスが強調されて聞こえる「アテンションモード」の2つのモードが搭載されている。

*1 フィードフォワード方式(FF):音声のみを逆位相で打ち消す方式。
*2 フィードバック方式(FB):音声と音楽をともに逆位相で打ち消した後、もとの音楽を足して再生する方式。

発売は2021年10月15日で、市場想定価格はEAH-AZ60が税込2万9000円前後、EAH-AZ40は税込1万6000円前後とのこと(オープン価格)。

製品情報

品番:EAH-AZ60

再生時間(イヤフォン単体):約7時間(ノイズキャンセリング:ON、AAC)

再生時間(充電ケース含む):約24時間(ノイズキャンセリング:ON、AAC)

通話時間(イヤフォン単体):約4時間(ノイズキャンセリング:ON)

短時間充電再生時間:15分充電、約70分再生(ノイズキャンセリング:ON、AAC)

充電時間(25℃):イヤフォン+充電ケース(同時充電)で約3.5時間

イヤフォン質量:約7g(片側のみ:LR同値)、充電ケース質量:約45g

充電端子:USB Type-C形状

 

品番:EAH-AZ40

再生時間(イヤフォン単体):約7.5時間(AAC)

再生時間(充電ケース含む):約25時間(AAC)

通話時間(イヤフォン単体):約4時間

短時間充電再生時間:約15分充電、約90分再生(AAC)

充電時間(25℃):イヤフォン+充電ケース(同時充電)で約3時間

イヤフォン質量:約5g(片側のみ:LR同値)、充電ケース質量:約30g

充電端子:USB Type-C形状

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