横浜みなとみらいホールが2023年度公演ラインアップを発表
開館25周年を迎え、社会の“いま”とつながる音楽を発信
2021年1月からの大規模改修工事を経て、2022年10月にリニューアルオープンし、新たな船出をきった横浜みなとみらいホール。大物アーティストが出演したオープニングコンサートも大きな話題となり賑わいをみせている通り、横浜の音楽ランドマークの再開はクラシック・ファンとアーティストにとって大きな喜びとなった。リオープン直前までいくつかのトラブルもあったものの、コロナ禍の影響やウクライナ侵攻など暗い情勢にあって、人々の心に明るい希望をもたせることの意義は大きい。
2月14日、同ホール内でプレス懇談会が行なわれ、2023年度の公演ラインアップが発表された。横浜みなとみらいホール総支配人・西澤洋、同館長・新井鷗子、同プロデューサー・藤木大地、ホールオルガニスト・近藤岳、同ホール事業企画グループチーフ・菊地健一が登壇し、西澤総支配人による挨拶に続き、新シーズンの自主事業の概要と企画内容に関する説明が行なわれた。
新井館長は新シーズンを迎えるにあたり「2023年に開館25周年を迎える横浜みなとみらいホールは、昨年に約3年の工事期間を経て迎えたリニューアルオープンではトラブルもあり皆さまにご心配をかけたが、横浜市と協力し改善を進めている。これからは、音楽での“もてなし”そして地域の教育・医療・福祉などの様々な機関と連携し、社会の“いま”とつながる音楽を発信していきたい」と述べたあと、「この4半世紀での世界状況の急速な変化に伴い、公共ホールは地域文化の交流点としての新しい役割を果たす場」であることを強調した。
また、インクルージョンへの取り組みとしてデジタル技術を活用した先進的なプロジェクト、「だれでもピアノ」(2023年冬、10月~)、そして「音と光の動物園」(11/23)などに力をいれるという。
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