岡本誠司がミュンヘン国際音楽コンクールヴァイオリン部門1位入賞!
ヴァイオリニストの岡本誠司さんが、1952年より開催されている権威と伝統あるARDミュンヘン国際音楽コンクール ヴァイオリン部門で1位に入賞成した。ドイツ公共放送連盟(ARD)が主催する同コンクールは、1位がなかなか出ないことから難関として知られている。
4年前からの新たな拠点であるドイツのもっとも権威と歴史あるコンクールでの優勝、非常に嬉しく思っております。
一捻りされた課題曲の難度の高さとスケジュールのタイトさゆえ、音楽と演奏そのものにだけ集中をして駆け抜けたコンクール期間中でした。
特にファイナルの選択課題曲のヒンデミットのヴァイオリン協奏曲は演奏機会の非常に少ない作品で、個人的には今回このコンクールに向けて初めて取り組みました。
そのほかにもブーレーズの作品や委嘱新曲など、表現法や語法について普段より更に深く考えさせられる課題が多かったように感じました。
音楽の道は答えのない終わりのないものですので、これからも更に深めて高めていくべく、日々精進を続けてまいります。
また皆様の前で演奏させていただく機会を楽しみにしております!
2021.9.15 岡本誠司
今年はピアノ・デュオ、声楽、ホルン、ヴァイオリンの4部門が開催され、ヴァイオリン部門では、57名がオンラインによる第1次予選に臨み、第2次予選とセミ・ファイナルを経て、12日のファイナルには3名が進出。岡本さんはバイエルン放送交響楽団とヒンデミッドのヴァイオリン協奏曲を演奏し、1位に入賞した。
2021年9月18日深夜3時から(現地時間17日20時から)入賞者コンサートが開催され、ライブ配信を無料で視聴することができる。岡本さんはファイナルで披露したヒンデミットの協奏曲を演奏する。プログラムは以下の通り。
リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲
休憩
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:《放蕩児の遍歴》より「トムから何の便りもない」
ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》より「騎士のそのまなざし」
バイエルン放送交響楽団と入賞者の協演を楽しみたい。
関連する記事
-
ピアニスト・角野隼斗が音楽や人との出会いを語るラジオ番組が4月7日にスタート!
-
角野隼斗が語るApple Music Classicalの楽しみ方
-
2時間みっちりブルクミュラー語ります弾きます遊びますライブ配信開催決定!
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly