角野隼斗が語るApple Music Classicalの楽しみ方や演奏・作曲との向き合い方
Apple表参道で開催されたイベント「Today at Apple」にピアニストの角野隼斗が登場! 「Apple Music Classical」をどのように使っているか紹介し、演奏も披露、さらに質疑応答ではピアノ演奏や作曲についてのさまざまな質問に詳しく答えてくれました。その様子をレポートします!
角野さんも使い勝手の良さを実感しているApple Music Classical
3月22日にApple表参道で開催された「Today at Apple」にクラシック音楽に特化した新アプリ「Apple Music Classical」のアンバサダーを務める角野隼斗が登壇。「角野隼斗に学ぶ、アプリで楽しむクラシック音楽の新常識」をテーマにトークし、リリースしたばかりの楽曲のライブパフォーマンスも披露してくれました。
イベントの冒頭では、ピアニストになった理由について「若い子どもたちも含めて、自分を通して音楽を楽しんでもらえたら嬉しいなっていう純粋な気持ちがあります。クラシック音楽って年齢層が高いと言われているなかで、なにもしなければどんどん先細りになってしまうのではないかというのもあるので、やっぱり次の世代に伝えていくっていうのは音楽家の使命でもあると思っています」と語りました。
Apple Music Classicalについては「作品単位で、作品にひもづく録音を聴けるというのがほかのアプリとの大きな違いであり、クラシック音楽においては便利なところだと思います。クラシック音楽のほかのジャンルに比べて特異なところっていうのは、同じ曲に対してたくさんの録音があるってことですよね。ここにベートーヴェンと書いてありますけど、もう何百という録音がそれぞれの曲にあるわけです。僕も自分で何か演奏するときには、世の中にどんな解釈、録音があるのかっていうのをいろいろ聴くわけです。その聴き比べをするっていうのが、Apple Music Classical上だとやりやすいので、重宝しています」と使いやすさに太鼓判を押しました。
「Apple Music Classical」の「見つける」から最大限楽しむ
実際に角野さんがApple Music Classicalをどのように使っているのか、iPadを操作しながら教えてくれる場面も。アプリ内の「見つける」では、作曲者、時代、ジャンル、指揮者、オーケストラ、ソリスト、アンサンブル、合唱団にカテゴリーが分かれていたり、楽器別に曲を探せたり、さまざまな検索方法が可能。角野さんの楽しみ方を紹介してくれました。
その1: 時代→21世紀
現代曲を聴くことも多く、知らない曲を発掘するのも楽しみの一つだそう。
その2: 指揮者→バーンスタイン
例えば指揮者カテゴリでバーンスタインを見ると、「作曲者、指揮者、ピアノ」とあります。作曲家でもあると知ることができるのです。指揮者として有名なフルトヴェングラーも作曲してる! など、新たな発見があります。
その3: 作曲者→作品→演奏時間でソート
同じ曲でも、15分のものや19分のものなどいろいろな速さの演奏があります。「速さってその曲の解釈はの結構大きな部分のひとつですから、そういうところから聴き比べができるのもApple Music Classicalのいいところですね」と角野さん。
その4: 楽器→ヴィオラ・ダ・ガンバ
よく知らない楽器でも、この検索方法からメジャーなレパートリーがわかります。「ピアノはよく知っていますが、ほかの楽器は弾けないので、ヴィオラ・ダ・ガンバにはあまり馴染みありません。Well-Known Worksに28作品しかなくて、マイナーということがわかったり、ヴィオラ・ダ・ガンバのメジャーなレパートリーにどんな曲があるのかわかったりします」
また、Apple Music Classicalでは映画音楽も聴けるから、そこからクラシック音楽に入るのも面白いとのことでした!
さらに、Apple Music Classicalで空間オーディオ、ロスレスハイレゾで聴くのにおすすめの楽曲をきかれると、「やっぱオーケストラは面白い。ロスレスで聴くとピアノの音のつぶまでしっかりと聞こえますし、あとは弦楽器の音もすごく奥行きがあります」と教えてくれました。
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