ベルリン・フィルの「キリル・ペトレンコ・ファースト・エディション」販売中!
1963年東京生まれ。演奏家の活動とその録音を生涯や社会状況とあわせてとらえ、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。『音楽の友』『レコード芸術』『モーストリーク...
ベルリン・フィル・レコーディングスが、「キリル・ペトレンコ・ファースト・エディション」をリリースした。
ベルリン・フィルの新シェフ、ペトレンコの指揮による演奏をCD5枚とブルーレイ2枚にまとめ、美麗なボックスに収めたものである。
1972年2月11日、ロシア・オムスク生まれのユダヤ系ロシア人指揮者。ヴァイオリン奏者の父と音楽学者の母を持つ。父のオーストリア・フォアアールベルク州の交響楽団への転職を機に18歳の時に渡墺。ウィーン国立音楽大学でウロス・ラヨヴィッチに師事し、指揮法を本格的に学ぶ。95年にプロ・デビュー。マイニンゲン宮廷劇場での音楽総監督をはじめ、ドイツ語圏のオペラ界でキャリアを積む。ベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽総監督で高い評価を獲得して以降は、世界的なオーケストラとも数多く共演。その後、バイエルン州立歌劇場音楽監督に就任。2015年6月、ベルリン・フィルが次期首席指揮者・芸術監督に選出、2019年9月に就任。
©Stephan Rabold
レパートリーの中核であるベートーヴェン、ペトレンコのルーツであるロシアのチャイコフスキー、そしてフランツ・シュミットとルディ・シュテファンという20世紀の珍しい作品。3つの側面でこのコンビの魅力に迫っている。
ベルリン・フィルのソロ・チェロ奏者でメディア代表のオラフ・マニンガーは、ペトレンコの指揮は「作品の精神的な背景と物語を示してくれるだけでなく、それを彼自身のハートに結びつけて、私たちをインスパイアしてくれる」という。
ベートーヴェンの新鮮で快活な生命力、チャイコフスキーの重厚な響きと情熱、フランツ・シュミットに漂う神秘と頽廃。日本では謎の多いペトレンコの魅力を、オーケストラの妙技とともに味わうことができるセットだ。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
ベートーヴェン、チャイコフスキー、シュミット、シュテファン
5CD+2Blu-ray
価格:13,000円+税
初回特典:ベルリン・フィル特製写真集(16ページ)
ハイレゾ音源(24bit/192kHz)ダウンロード・コード、ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コード付き
CD1
ベートーヴェン:交響曲第7番(2018年8月24日収録)
CD2
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》(2019年8月23日収録)
マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
エリーザベト・クルマン(アルト)
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ユン・クヮンチュル(バス)
ベルリン放送合唱団
ギース・レーンナールス(合唱指揮)
CD3
チャイコフスキー:交響曲第5番(2019年3月9日収録)
CD4
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》(2017年3月23日収録)
CD5
フランツ・シュミット:交響曲第4番(2018年4月13日収録)
ルーディ・シュテファン:1楽章の管弦楽のための音楽(2012年12月21日収録)
Blu-ray1
ベートーヴェン:交響曲第7番
ベートーヴェン:交響曲第9番
シュミット:交響曲第4番
Blu-ray2
チャイコフスキー:交響曲第5番
チャイコフスキー:交響曲第6番
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