渋谷Bunkamuraが2023年4月〜2027年度まで休館、オーチャードホールは週末限定開館に
東急株式会社(以下、東急)と、その100%子会社である株式会社東急文化村(以下、東急文化村)は、渋谷区道玄坂二丁目24番地(現・東急百貨店本店)において東急、L Catterton Real Estate、株式会社東急百貨店が推進する「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」に伴い、隣接する複合文化施設「Bunkamura」について、オーチャードホールを除き、2023年4月上旬から2027年度中(時期未定)までの休館を発表した。
渋谷に根差した複合施設開発やリテール、ホスピタリティ、カルチャーのノウハウを持つ東急グループと、国 際的な複合施設開発やワールドクラスブランドのキュレーションの実績を持つLCREとのパートナーシップによ り推進する本計画は、地上36階地下4階の複合施設で、洗練されたライフスタイルを提案するリテール、ワー ルドクラスのスモールラグジュアリーホテル、ハイクオリティな都市型居住を実現する賃貸レジデンスを有し、隣 接するBunkamuraとのアート&カルチャーにおける融合により、渋谷の新しいランドマークを目指します。
本計画は渋谷の賑わい、松濤の静謐な住宅地、独自のカルチャーが息づく奥渋エリアの結節点に位置し、 「Tokyo’s Urban Retreat」というキーコンセプトのもと、都会の喧騒の中に安らぎと寛ぎを提供します。
建築デザインには、その土地の持つ背景やランドスケープに合わせたサステナブルでコンセプチュアルな空間づくりを得意とし、国際的に高い評価を得ているノルウェーの建築・デザイン事務所「Snøhetta(スノヘッタ)」 を起用することが決定しました。
ホテルは、「Swire Hotels(スワイヤー・ホテルズ)」が展開し、クリエイターやエグゼクティブに幅広いファン層を持つコンテンポラリーラグジュアリーブランド「The House Collective(ザ・ハウス・コレクティブ)」が日本初進出します。
また、東急グループとLCREが掲げる持続可能な開発目標の達成に向けて、環境とサステナビリティに配慮した国際認証などの取得を目指します。
「Bunkamura」は、1989年9月に日本初の大型複合文化施設として開館。オーチャードホール(音楽・舞踊など)、シアターコクーン(演劇)、ザ・ミュージアム(美術)、ル・シネマ(映画)、ギャラリー(美術)の各施設やカフェ、アート関連ショップを通じて、多くの人がさまざまな形で文化や芸術に親しめる場を提供することで、文化芸術の「創造・発信・交流・育成」により社会や地域の人々の生活の豊かさを深め、社会や地域への貢献を目指してきた。年間約300万人もの方が訪れている。
東急および東急文化村は「Bunkamura」の休館中も、週末を中心にオーチャードホールを限定営業するとともに、シアターコクーンを始めとするその他の機能は、渋谷だけでなく東急線沿線の周辺施設や東急グループ各施設などで活動を継続していくという。
オーチャードホール (音楽・舞踊など) 引き続き、週末を中心に公演を開催 その他「横浜みなとみらいホール」など、他会場にて公演を開催
シアターコクーン(演劇) 東急歌舞伎町タワー内「THEATER MILANO-Za」など他会場にて公演を開催
ザ・ミュージアム(美術) 渋谷ヒカリエ内「ヒカリエホール」を中心に展覧会を開催
ル・シネマ(映画) 代替施設(渋谷)にて、年間を通じて映画館運営を行う予定
ギャラリー(美術) 代替施設(渋谷)にて、年間を通じてギャラリー運営を行う予定
「Bunkamura」は、休館中の大規模改修工事(予定)を経て、 「Shibuya Upper West Project」の開業と同時に、装いを新たに営業再開予定だという。
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