追悼ヤノシュ・オレイニチャク~巨匠ピアニストが信じたショパン音楽の可能性
2021.12.24
アンサンブルもソロもいける! 知られざるテューバの魅力
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
今日は、先日インタビューさせていただいた松岡充さんが出演するミュージカル『ソーホー・シンダーズ』を観劇し、お話をうかがった際にとても印象的だった言葉「僕は歌って超能力だと思っているんです」を体感してきました。
「声は最終的に人のハートにドカンと届けることのできるレーザービームのようなものだと僕は思ってます」——この言葉の通りでした。メッセージが歌を通して心にダイレクトに突き刺さるこの感じ、まさにレーザービーム!
ちなみにこのミュージカル『ソーホー・シンダーズ』の「シンダーズ」は、童話の「シンデレラ」に由来するそうで、「シンデレラ」へのオマージュがいろいろなところに隠れています。これももしや? とシンデレラ・ポイントを探すのも楽しかったです。
そして、シンダー(灰)にもとても重要な意味が込められていて、松岡さんもインタビューで「灰色、つまり白と黒の中間の色。ジェイムズは、白と黒、善と悪、二律背反するものを両方持ち合わせているのが人間というものなんじゃないのか、ということを表しているんです」と話してくださいました。
大学の授業でシャルル・ペローの「サンドリヨン」を読んだ際に、シンデレラという名前の意味について聞いたなぁと、帰り道にふと思い出しました。