読みもの
2021.12.16
編集部日記 Vol.26

今日はサン=サーンスの命日でベートーヴェンの誕生日!

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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本日2021年12月16日で、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスが没後100周年を迎えました。なぜか今日は朝から、ヴァイオリン協奏曲第3番第3楽章の途中で美しく響くコラール風の主題が頭をぐるぐるしていたので、今日がサン=サーンスの命日と知ったときには驚きました! なんだか「日記に書いてね」って言われている気がしました(笑)。

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番第3楽章

《動物の謝肉祭》や交響曲第3番《オルガン付き》をはじめ、数多くの傑作を残したサン=サーンスは、1921年12月16日に86歳で亡くなりました。旅好きで、亡くなる10年前の1910~11年にアルジェリアに、13年にはエジプト、16年には南米を訪れ、晩年も活発に過ごしていたようです。今日は寝る前にも彼の作品をいろいろ聴いてみようと思います。

そして、サン=サーンスのすごいところは、作曲以外にも多才で意欲的だったこと。例えば、戯曲を執筆していたのですが、趣味の域にとどまらず、1900年には『アペピ王』という作品がパリで上演され、成功を収めました。執筆に関していえば、ほかに詩や評論も手掛け、特に音楽評論は当時のフランス音楽業界の様子を知ることのできる貴重な資料となっています。「サン=サーンスの著作をもっと読もう!」と、このメモリアルイヤーのはじめに決意したのに、なんと有言不実行のまま命日を迎えてしまいました。ごめんね!

サン=サーンスのすごいところは、以下の記事をご参照ください。

そして、今日はベートーヴェンの誕生日とされる日でもあります! 昨年は生誕250周年ということで、連載「おやすみベートーヴェン」を毎日更新して、毎日向き合っていましたが、今年に入ってからはさっぱり……今日くらいは去年の思い出に浸りつつ、ベートーヴェンのことも考えようと思いました。全曲聴くのは難しいですが、50歳までの作品なら、「おやすみベートーヴェンダイジェスト」でさくっと聴いてみてもいいかもしれません。

さまざまなキーワードからベートーヴェンに迫る週刊「ベートーヴェンと〇〇」から興味のあるものを読んでみるのもおすすめです! 「ベートーヴェンと引っ越し」、「ベートーヴェンと無銭飲食事件」、「ベートーヴェンとプロイセン王の偽ダイヤ事件」あたりは、意外な(?)素顔が垣間見られると思います。

ベートーヴェン251歳おめでとう!

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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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