読みもの
2018.04.17

日めくりオントモ語録/チョ・ソンジン

イラスト:駿高泰子

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ピアノの音色は人の声のように生まれつきのものじゃないかと思っています。年を取るにつれて変わるものかもしれませんが、ピアノから発せられる音の本質は変わらないと思います。

――チョ・ソンジン「レコード芸術」2018年4月号より 2018年1月の来日時に行なわれたインタビューより(ききて=長井進之介)。

 ドビュッシーの録音を発売したチョ・ソンジン。多様な色を出すために、鍵盤を押す力、角度、ペダルの踏み方などさまざまな工夫をしつつも、自身の美しい音色についてはこのように語りました。

チョ・ソンジン Seong-Jin CHO (1994-)

ソウル生まれのピアニスト。6歳でピアノを始め、11歳で初めてリサイタルを行なう。2009年第7回浜松国際ピアノコンクールで最年少優勝。2011年チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門第3位。2015年ショパン国際コンクールで優勝。現在はベルリンを拠点に活動。

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