読みもの
2018.06.02

日めくりオントモ語録/アンナー・ビルスマ

イラスト:駿高泰子

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ふつう60歳を過ぎると、みんな、過去の話をしたがります。25歳のときは有名だったぞとか(笑)。わたしはまだまだ先がある。バッハの奏法についても、突然すべてを解明できるかもしれない。

―― アンナー・ビルスマ ONTOMO MOOK『新編 バッハのすべて』(音楽之友社)より

ライフワークとしてバッハの「無伴奏チェロ組曲」を演奏し続けるビルスマ。普段からバッハの弓使い、奏法のことばかり考え、話しているので、妻や子どもにあきれられていると笑いました。

アンナー・ビルスマ(Anner Bijlsma 1934年 - )

1934年、オランダのハーグに誕生。幼少から父に音楽を習い始め、ハーグ王立音楽院でカレル・ボーンカンプにチェロを学んで優秀な成績で卒業。1959年パブロ・カザルス国際コンクールで優勝し、国際的な名声を得ます。 1962年から1968年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団首席チェロ奏者を務め、その間、グスタフ・レオンハルトやフランス・ブリュッヘン、ヤープ・シュレーダーらとクヮドロ・アムステルダムを結成してバロック演奏に力を注ぎ、やがてバロック・チェロ奏法を確立し、オランダ古楽界の重鎮として現在に至る。

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