読みもの
2018.06.20

日めくりオントモ語録/アテフ・ハリム

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前世は日本人で、300年前には日本の寺で掃除をしていたと思っている(笑)。

――アテフ・ハリム「音楽の友」2018年6月号より

来日25周年を迎えた魂のヴァイオリニストであるハリムは「初めて日本に来たときに、ヴァイブレーションがぴったりと合い、魂が楽にいられると直感的に思いました」と振り返る。「森羅万象に八百万の神々が宿っているという古事記を読んで、古代エジプトの歴史と共通点があるのには驚かされたけど、自分が日本に惹かれる理由もわかりました」と発言した。

アテフ・ハリム(Atef HALIM)

エジプト人の父とフランス人の母の間にカイロで生まれ、5才でヴァイオリンを始める。9才で旧カイロオペラハウスの舞台に出演し、以後プロとしてのキャリアを始める。13才で単身パリに渡りルネ・ベネデティに師事。その後、レオニード・コーガン、ヤシャ・ハイフェッツ、ユーディ・メニューインなど20世紀の巨匠達に師事する。パリ国立高等音楽院卒業後、フランス国立管弦楽団入団。その後、若くしてコンサートマスターをも務めるが、ヘンリク・シェリングと劇的な出会いから職を辞し、彼の元で4年間内弟子として研鑽を積みソロデビュー。1993年日本での演奏活動開始。全国でのリサイタルの他、様々な優れたアーティストと共演、モスクワ放送管弦楽団、カイロ・シンフォニー、神奈川フィル等、国内外のオーケストラとの共演も多数。

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