ブラームスの交響曲を名盤で聴こう! 音楽評論家が選ぶBEST 3と楽曲解説
2018.09.10
日めくりオントモ語録/フランチェスカ・デゴ
古い名器にはそれぞれ個性がありますが、楽器の持ち味と自分の個性の相乗効果によって、新しいものが出てくるのです。
―― フランチェスカ・デゴ 「レコード芸術」2018年8月号より
1697年にフランチェスコ・ルジェーリ(1620- 1698)によってつくられたヴァイオリンを演奏しているデゴ。ストラディヴァリウスのブリリアントさより、甘くて、あたたかみがあり、しかも力強い音も出せるルジェーリを気に入っているようです。楽器の可能性や独創性を引き出すには時間がかかるが、弾けば弾くほど深みと、パーソナリティを発揮することができると語りました。
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ:〈ヴァイオリン協奏曲〉 ~ 4.フィナーレ
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)ダニエレ・ルスティオーニ(指揮)バーミンガム市交響楽団
フランチェスカ・デゴ (Francesca DEGO )
2008年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞し、最年少でエンリコ・コスタ博士記念賞を受賞。イタリア人女性として初の受賞者として注目を集めた。
これまでに、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、グラーツ大管弦楽団、マンハイム・フィルハーモニー管弦楽団、ブエノス・アイレス・テアトロ・コロン管弦楽団、クラシカ・ド・スル交響楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと、日本では東京交響楽団、九州交響楽団と共演している。アーネム・フィルハーモニー管弦楽団とネザーランド交響楽団とはオランダ・ツアーにも同行したほか、クレモナ・ストラディヴァリ・フェスティヴァル等にも出演した。
母国イタリアでは、ミラノ・ラ・ヴェルディ管弦楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団、バーリ・チッタメトロポリターナ交響楽団、ボローニャ市立劇場管弦楽団、トリエステ・ヴェルディ劇場管弦楽団等と共演している。
ランキング
- Daily
- Monthly
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2025.06.30
新日本フィルハーモニー交響楽団コントラバス奏者・藤井将矢さん「一音でオーケストラ...
2025.06.29
カーネギホール芸術監督が語るユースオーケストラの力~音楽の未来を育て人生を変える
2025.06.28
「体は“生きた楽器”そのもの」ソプラノ・森麻季に聞く、声のコンディションの整え方
2025.06.27
音楽と氷上の夢のコラボ。角野隼斗×鍵山優真、エキシビション新作発表
2025.06.27
【音楽を奏でる絵】ターナーからメンデルスゾーン、ワーグナーへ~「自然」への想像力
2025.06.26
今週の音楽家の名言【ピアニスト・石井琢磨】
2025.06.26
田代万里生の音楽ヒストリー① 音楽に囲まれて育った幼少期
2025.06.25
大井駿さんがハチャトゥリアン国際コンクールで第2位入賞「今後も演奏や執筆を通して...