亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.09.27
日めくりオントモ語録/宮沢明子
私ね、バカが付くほどピアノが好きなの。
―― 宮沢明子「音楽の友」2018年10月号より
「ピアノに向かった時に演奏が出来上がっているように、楽譜を読み込んで頭の中で解釈し尽くさないとならないから、準備が大変なんです」と宮沢さん。少女のような純粋さと明るさを持つ宮沢さんだが、試練も経験した。「愛する者を失い、孤独に向き合っていると、音楽の本質が見えてくる。そしてピアニストとして立たせてくれている、すべてのことに感謝する気持ちが湧き上がってくるのです」と、ピアノに対してストイックで真摯な愛を語った。
宮沢明子(Meiko MIYAZAWA)
神奈川県逗子市生まれのピアニスト。ベルギー在住。ピアニストだった母の手ほどきを受け、神奈川県逗子市で幼少時代を過ごす。横須賀の清泉女学院で、元ピアニストでスペイン人の修道女マドレ・カルメン・ペニアに師事。その後上京し、「桐朋学園子供の為の音楽教室」に入室。桐朋学園音楽科卒業。1955年、全日本学生音楽コンクール第1位。1961年に渡米し、エール大学音楽部、ジュリアード音楽院で学ぶ。1963年渡欧、ジュネーヴ国際コンクール2位(1位なし)、1964年、イタリアのヴィオッティ国際コンクール第1位を獲得し、注目を集める。1965年以後ヨーロッパと日本を往復しながら、多彩な活動を展開している。CDなどの録音のほかエッセイ集など著書も多数。
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