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2024.07.01
青石ひかりの12星座☆音楽占い【2024年下半期】

蟹座の2024年後半の運勢

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

イラスト:酒井恵理

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2024年がスタートしたときから、いつもと違う風向きを肌で感じていたかもしれません。1月に対人関係のハウスから深層と秘密のハウスに移動した冥王星は、2008年頃からあなたが取り組んできたことの「いったんの終了」を表していました。「社会の中で自分の居場所を作り、そこで成功と繁栄を勝ち得る」ということが長らく蟹座にとってのメインの目標でしたが、それを叶えた人も、まだ叶えていなかった人も、かつての望みが色あせて見えてくるのです。

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蟹座は、巨大スタジアムで大勢の観客を相手にするようなスタイルより、ライブハウスで一人一人のお客の顔が見えるようなコミュニケーションを「居心地がよい」と感じる傾向があります。本当の成功とは、目に見える相手との強い信頼関係であり、不特定多数の誰かから注目されることではないと実感するのでしょう。あなた本来の居場所であるプライベートに意識がフォーカスされ、住空間や親しい人との暮らしを最重要視していくようになります。5月下旬に移動した幸運星・木星は「無意識と見えない敵のハウス」に滞在し、こちらは蟹座の神経過敏な面を増幅させるため、パブリックな人間関係でストレスを感じやすくなったり、他人の言動に一喜一憂してしまう傾向が出てくるかもしれません。あなたの成功を妬む妨害者は無視が一番。

精神面での揺れ動きや内省の時間が増えるときですが、「それでもなお、成し遂げたい」ことがはっきり見えてくるタイミングでもあります。それは家族のためでも友だちのためでもない、あなた自身が「在る」ためのもので、もしかしたら周囲が驚くような、孤高の決断をする人も。

2024年後半は、よりヒリヒリした「生きている実感」を欲する蟹座。過去のキャリアを無理やり継続させるよりも、本能の赴くまま「ゼロ・リセット」を行なっていく人もいるでしょう。評価されようとされまいと、「自己表現」はあなたの本能であることがわかるときです。「旅」「遠出」もキーワード。

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

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