読みもの
2024.07.01
青石ひかりの12星座☆音楽占い【2024年下半期】

魚座の2024年後半の運勢

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

イラスト:酒井恵理

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

2023年3月にあなたの星座に入った試練の星・土星は2024年後半も引き続き魚座を通過していきます。2023年から少しずつ見えてきた課題がはっきりとした輪郭をなし、自分を鍛え直したり、基礎から学び直したり、という作業に取り組む期間になりそうです。2012年から魚座にいた支配星・海王星は、2024年には牡羊座に移動。もっとも居心地のいい星座にいるのは2024年が最後になります。芸術的・幻想的な表現に関わる仕事をしている魚座にとっては、グランド・フィナーレ的な盛りあがりが訪れ、これまでの功績にご褒美が与えられることもありそうです。

続きを読む

魚座は12星座最後の星座で、ひとつ前の水瓶座で高揚した「人間性」という価値が、魚座でいったん「水の泡」になり、過去の記憶を失った状態で牡羊座から再度スタートする、というストーリーが編まれています。それゆえ、魚座はボーダーレスで誰とでも仲良くなり、そこには現実的な制約がありません。欲しいものは「魔力」を使って手に入れ、快楽の追及にも限界がないのです。

2024年後半は、長い夢から覚めて「ようやく人として生きる」感覚がもたらされる時間になりそうです。これまでの魚座は永遠の子どもで、なにもかもが許されてきたのですが、それによって人を傷つけたり、ケースによっては法ぎりぎりの楽しみを味わってきたのかもしれません。「癒し」という名目で行なってきたもののリストには、今後は許されることが難しいものもあるかも。芸術という手段に逃避を求めていた魚座にも、道徳的な視点が要求されます。

幸運星・木星は安息のハウスに。どんなことがあっても、あなたがふたたび癒されるのは「家庭」であり「家族」です。「こんなに心配してくれていたんだ」と、あらためて感謝する機会もあるでしょう。ネットワークを広げることに喜びを感じてきた魚座も、究極の居場所は家庭だと実感しそう。ヴァーチャルな快楽への誘惑は大きくなりますが、守りたいものの優先順位をつねに自覚することです。

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ