「ラ・フォル・ジュルネ」の新たな舞台、池袋をとことん楽しむ

執事喫茶から古典芸能まで! カルチャーが交差する街・池袋シティガイド

読みもの
2018.04.06

TVドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の大ヒットから18年。あの強烈な「ブクロ」の印象を払拭すべく、豊島区も池袋のイメージアップに取り組んでいます。大規模な都市開発のほか、ゴールデンウィークには世界最大級のクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」も池袋に会場をひろげて開催されます。

今回は、豊島区長公認の池袋愛好家・小沢あやが、ラ・フォル・ジュルネをもっと楽しむための「池袋のカルチャースポット」をご紹介します。

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撮影:岩本良介
小沢あや OL / ライター
小沢あや
小沢あや OL / ライター
企画からやるライター。ウートピ連載「女子会やめた。」「アイドル女塾」のほか、 EngadgetやVOGUE girl等でもコラムやインタビューを執筆中。 ・ホームペー...

実は最近、池袋が綺麗になってきている!?

はじめまして。小沢あやです。中学時代から、放課後の遊び場といえば池袋。池袋を愛するあまり、いろんなところで魅力を叫んでいます。先日、豊島区長とお会いすることになり、晴れて池袋愛好家を名乗れるようになりました。

 

ところでみなさん、池袋についてどんなイメージをおもちですか?

新宿や渋谷に比べて、なんだか垢抜けない印象の街かもしれません。そこが池袋の魅力でもあるんですが、今は綺麗なスポットも増えてきているんです!

こちらは、2016年に全面リニューアルした南池袋公園。丁寧に整えられた芝生で、駅近とは思えない開放感なんです。敷地内には池袋で大人気のカフェレストラン「Racines FARM to PARK」も併設。テイクアウト利用の人にはブランケットの貸し出しもあり、手ぶらでピクニック気分が味わえます。

店舗情報
Racines FARM to PARK

住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-21-1 豊島区南池袋公園内
URL:http://racines-park.com/

ちなみに、ここ南池袋公園は「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」の無料会場のひとつ。今回新たに追加される池袋エリアでは「東京芸術劇場」のほかに、「池袋西口公園」などの屋外でも、さまざまなアーティストのライブが開催予定です。

世界的なクラシックイベントを、ここではピクニックしながら(無料で)楽しめちゃうんです! 取材当日はあいにくの雨でしたが、イベントは晴れますように。

 


……とはいえ、クラシックって、慣れていないと敷居が高いですよね。今回は、ラ・フォル・ジュルネをもっと楽しむためにオススメしたい、池袋のカルチャースポットをご紹介します。

 

上質な接客で本物の「お嬢様」に──執事喫茶Swallowtail

クラシックって「上品で優雅」なイメージですよね。ラ・フォル・ジュルネを心の底から楽しむために、マインドから「お嬢様」になってみるなんてどうでしょうか。なんと、池袋には本格的な「執事喫茶」があるんです!

サンシャインシティ近くにある「執事喫茶Swallowtail」は、池袋で創業12年目を迎える人気店。お屋敷に一歩足を踏み入れれば、「お嬢様」として執事のみなさんに迎えられるんです。通常は一切の写真撮影NGで、謎に包まれたお屋敷の内部。今回は特別にご紹介します!

よくあるコンセプトカフェとあなどるなかれ。見てください、この内装。真っ先に目につく立派なシャンデリアは、スワロフスキーをふんだんに使っていて、海外から船便で輸入するこだわりよう。気になるお値段は「外車が買えるくらい」だそうです。

燕尾服はSwallowtailのオリジナルデザイン

今回お話を伺ったのは、ベテラン執事の香川さん(写真右)と伊織さん(左)。本日はお会いできませんでしたが、なんと80歳の執事さんもいらっしゃるそう。「爺や」と呼ばれ、お嬢様たちにも親しまれているんだとか。

ティータイムは80分、ディナーは90分の完全入れ替え制。予約なしでは入れない超人気店ながら、ゆったりと楽しめます。オリジナルブレンドの紅茶は常時45種類、ワインの提供もあります。

紅茶は季節の桜をテーマにした「チェーホフ」
出てくるだけで歓声が上がる3段のケーキスタンド

今回注文したアフタヌーンティーセット・アンナマリアは、一流ホテルでの勤務経験があるシェフが、腕によりをかけて作ったもの。紅茶は、Swallowtail特注のティーコゼー(紅茶が冷めないようにポットを包むもの)とカップで出てきました。お屋敷には、他にも「マイセン」や「ロイヤル・アルバート」など、50種類以上の高級ティーカップが揃っています。どれが出てくるかは、お楽しみです。

執事さんたちは、ソムリエやティーインストラクターなどの資格をもつ、実力派揃い。立ち振る舞いなど2ヶ月以上の修行を受けて、やっとお嬢様の前に立てるようになるのだとか。

紅茶のエキスパートである伊織さんは、茶葉のブレンドも担当。さらには知識を増やすため、紅茶の本場イギリス視察にも行ってきたんだそう。どんどん豆知識が出てくるし、しっかりとした教養を感じる……!

「もしテーブルマナーがわからなくても、我々がご説明させていただきますのでご安心ください」と、にっこり笑う執事のおふたり。高級ホテルには緊張してしまうけど、ここは「私のお屋敷」ですから。ティーカップの優雅な持ち方も、丁寧に教えてもらえます。なんだかここにいると、自然と背筋もシャンとしてきますね。

お屋敷内に流れる心地よい音楽は、やはり「クラシック」。有線放送にお任せじゃないんですよ! 音楽知識に長けた執事さんが選曲を担当しています。さらに、2010年には音楽と舞台を披露する「執事歌劇団」も結成。歌が得意な執事さんが、お屋敷のパーティーの余興で歌っていたら、それが大好評。急遽、スペシャルプロジェクトとして立ち上がったのだとか。

脚本も担当する伊織さんは「サービスを学びにお屋敷にお仕えすることになったので、まさか歌ったり踊ったりすることになるなんて、思いもよりませんでした(笑)」と控えめ。香川さんも「お嬢様に喜んでいただければ光栄です」とのこと。

「執事歌劇団」は、ジャズや演劇、コンテンポラリーダンスの公演も多数行なう劇場「あうるすぽっと」での公演のほか、CDリリースもしています。しかもこの春、Swallowtailはアメリカ・テキサス州で開催するアニメマツリにも特別出店したのだそう。

「私たちがお仕えすることによって、お嬢様に自信をもってもらい、ご自身のことを大切にしてもらえるようになるのが嬉しいんです」と、執事という仕事のやりがいを語ってくれた伊織さんと香川さん。

マナーと品格、さらには自信まで身につけられる執事喫茶。池袋から世界に羽ばたく執事さんたちに、会いに行ってみては?

店舗情報
執事喫茶Swallowtail

住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目12−12 正和ビルB1F
URL:https://www.butlers-cafe.jp/

古典芸能をゆったり楽しめる「池袋演芸場」、応援上映もある名画座「池袋新文芸坐」

クラシックといえば「古典」です。ここ池袋では日本の古典芸能も楽しめちゃうんですよ。西口の繁華街には、気軽に落語が見られる演芸場(寄席)があります。「池袋演芸場」は、他の演芸場に比べてコンパクト。だからこそ、演者の細やかな仕草もしっかり見られます。

ゆったりシート。お客さんの中には女子高生の姿も

昼・夜の二部制ながら、入れ替え制ではないので朝から晩までずっといられます(チケットの半券を見せれば、外出も可能)。席はゆったり、シートもふかふかなので、長時間の鑑賞でも、おしりが痛くなりません。

店舗情報
池袋演芸場

住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目23−1 エルクルーセ
URL:http://www.ike-en.com/index2.html

もっと気軽に楽しめるカルチャースポットといえば、映画館。池袋にはメジャーな劇場が多数あるほか、1,350円で2本立てが見られる名画座もあるんです。ここ「新文芸坐」では、毎回趣向を凝らした企画を行なうオールナイト上映も楽しめます。

名画座というとハードルが高く感じるけれど、ここは流行もバッチリ押さえているのが特徴。最近だと、EXILE TRIBEを中心に豪華キャストで話題となった『HiGH&LOW THE MOVIE』3部作の上映イベントも。名画座ながら、思いっきり歓声をあげられる「応援上映」もやっています。人気作は前売りで完売することもあるので、事前のスケジュールチェックが吉ですね。

店舗情報
新文芸坐

住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F
URL:http://www.shin-bungeiza.com/

気軽に泊まれるフォトジェニックなカルチャー・ホテル「BOOK AND BED TOKYO」

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」は、ゴールデンウィークの3日間開催です。さまざまなステージをはしごして遊び疲れたら、いっそ池袋に泊まっちゃうのもアリですよね。カルチャー好きにぴったりのホテル「BOOK AND BED TOKYO」は、とにかくフォトジェニックでおすすめです。

「好きな本を読んでいる間に、気がついたら眠ってしまっていた」という、日常の小さな幸せがコンセプトの宿です。料金は一泊3,500円〜と、とってもリーズナブル。漫画喫茶の感覚でサクッと泊まれます。

選書は奥渋谷の人気書店「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」が担当。「食」「旅」「ファッション」などジャンル別の棚のほか、装丁の色ごとに配置されている部分もあり、思わぬ本との出会いもあります。

本だけでなく、写真集やフリーペーパーも充実! 資生堂の企業文化誌『花椿』のバックナンバーがズラリと並ぶコーナーもありました。

はしごがかけられたコンパクトな寝室は、秘密基地みたい。押入れで眠る、ドラえもん気分も味わえます。大柄な人はワイドタイプの客室もありますので、ご安心を。

無料のコーヒーサービスのほか、パンを焼きたての味に再現するというバルミューダのトースターも完備。池袋にはパン屋さんも多いので、持ち込みするのもいいかもしれないですね。

13時〜20時の間は、1時間500円でデイタイム利用も可能。写真を撮りたいなら、オープン直前から並ぶのがおすすめです。店員さんも慣れていて「この角度から撮影すると綺麗ですよ」と教えてくれます。

オリジナルグッズも充実しているので、お土産にもいいですね。パジャマがとってもかわいらしかったです。

店舗情報
BOOK AND BED TOKYO IKEBUKURO

住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7階
URL:http://bookandbedtokyo.com/tokyo/index.html

さらに発展! 国際的アート・カルチャー都市・池袋へ

取材日はあいにくの雨でしたが、ご紹介の通り、池袋は室内スポットも充実! 1日いても、退屈することのない街です。

さらに2020年に向けて「国際アート・カルチャー都市」をテーマにした再開発が進んでいます。ミュージカルや伝統芸能の公演ができる大規模ホールや、新たなシネコンも建設中。なんと、宝塚の定期公演の開催も決定しました。

メジャーからサブカルチャーまで、実はさまざまなカルチャーが交差する街・池袋。これからますます盛り上がっていく池袋に、遊びにきませんか?

国内最大のクラシックフェスティバル「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」は、2018年5月3日(木・祝)〜5日(土・祝)に丸の内と池袋で開催です。
https://www.lfj.jp/lfj_2018/

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018
イベント情報
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018

2018年、フランスのナントで年に一度開催される世界最大級のクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」を今年も日本で開催!。今回のテーマは「UN MONDE NOUVEAU -新しい世界へ-」。

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