読みもの
2025.05.01

今週の音楽家の名言【ピアニスト ファジル・サイ】

Webマガジン「ONTOMO」でインタビューをした音楽家の記事から、心に響く名言をお届けします。今週はピアニスト ファジル・サイさんの名言をどうぞ。

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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音楽とは、最終的には人々を幸せにするためにあると思っています。

――「ONTOMO」2023.09.07 インタビューより
ファジル・サイが語る《ゴルトベルク変奏曲》〜「音楽は最終的には人々を幸せにするためにある」

この言葉は、ピアニスト、ファジル・サイがバッハの《ゴルトベルク変奏曲》を演奏することについて話したインタビューの中で出てきた言葉です。音楽についての価値観や思いが、ひと言にぎゅっと込められているように感じられます。

誰しも、ある曲に癒やされたり、元気をもらったり、ふと懐かしい気持ちになったりすることがあります。音楽が「人を幸せにするもの」だという彼の言葉には、そんな体験に通じるものがあるように思えます。

もちろん、音楽の受け取り方は人それぞれです。けれど、たとえばちょっと疲れた日や気分が沈んでいるときに、思いがけず心にしみる一曲に出会えることがある。それだけでも、音楽はそっと寄り添ってくれるような存在に思えます。

今週は、ファジル・サイの言葉をきっかけに、自分にとっての「音楽の幸せ」について考えてみるのはいかがでしょうか。

ファジル・サイ, Fazıl Say

1970年、トルコのアンカラに生まれ、アンカラ国立音楽院でピアノと作曲を学ぶ。
17歳で奨学金を得て、デュッセルドルフのシューマン音楽院に留学し、デイヴィッド・レヴァインに師事。その後1992年から1995年までベルリン音楽院で学び、1994年ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝、国際的な演奏活動を開始。
世界各地の主要オーケストラとの共演や音楽祭への出演などの演奏活動に加えて、作曲も手掛け、16歳で作曲した《Black Hymns》はベルリン建都750周年記念行事で演奏された。

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