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2020.06.29
6月特集「音楽家とペット」

あなたのペット、見せてください〜オーケストラ団員と暮らすペットたち

6月特集「音楽家とペット」、最後を飾るのはオーケストラ団員のペットたち。神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、広島交響楽団に所属する、動物と暮らしている団員の皆様にご協力いただきました。音楽家のペットの様子を覗いてみましょう!

構成・文
ONTOMO編集部
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ONTOMO編集部

神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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芸術家の癒しやインスピレーションの源になってきた動物たち。すでに、モーツァルトヴェルディドビュッシーのペットについて取り上げてきました。

さて、現代の音楽家は、どんな動物たちと暮らしているのでしょうか。日頃、癒しのパワーで演奏活動の一助となっている(あるいは邪魔している?)ペットたちを、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、広島交響楽団のみなさんに紹介していただきました!

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オーケストラ団員が飼っているペットランキング! 1位は不動の……?

まずは「オーケストラ団員が飼っているペット」ランキングをチェックしてみましょう。

現在、何の動物を飼っていますか?(回答:20名)

1位に猫(10票)、2位に犬(6票)がランクイン。やはり猫の人気は動かし難いようです。

オーケストラ団員によるペット自慢!

それでは、早速団員のみなさまに自慢のペットをご紹介していただきましょう。ペットの名前(種類/年齢)、飼ったきっかけと、ペット自慢をご回答いただきました。

メイ、サツキ(猫の姉妹)

オーナー:安保惠麻(広島交響楽団 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席ヴィオラ奏者)

ペット:弟が保護猫を引き取ってきたのがきっかけで飼い始めました。
なんでもかんでも食べてしまう、おそろしい猫たちです……。

ガブ(フレンチブルドッグ、8歳)

 

オーナー:板谷由起子(広島交響楽団/オーボエ奏者)

前ウチにいたテンちゃんの子ども。自宅で産まれました。
お手も待ても、何もできません! 私のオーボエやイングリッシュホルンに合わせてくる腕前は、なかなかのものです。

ぱせり(猫、17歳)、シナモン(猫、7歳)

オーナー:伊藤栄朗(広島交響楽団/ヴィオラ奏者)

パセリ…犬歯が2本とも抜けました。 シナモン…左犬歯だけがかなり長くてチコちゃんにそっくり。

チャッピーとルナ(おそらく雑種、猫、3歳)

オーナー:岩下恵美(広島交響楽団/ヴァイオリン奏者)

保護猫を人から譲り受けました。
白と茶虎の可愛い猫たちです。兄妹でとても仲が良く、いつも一緒に行動したり、くっついて寝たりしています。

Tinkerbell(ミニチュアダックス、16歳)

 

オーナー:岩橋綾(広島交響楽団/チェロ奏者)

練習が長くなると、楽器と足の間に入り込んで飛びかかり、抱っこ! と来ます。

フィガロ君(ラグドール、4歳)

 

オーナー:川瀬賢太郎(神奈川フィルハーモニー管弦楽団/常任指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団/正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢/常任客演指揮者)

子どもの頃から猫と暮らすのが夢でした。しかし旅の多い指揮者、飼うかどうか迷っていました。神奈川フィルのメンバーに猫を飼っている人が何人かいて、その人たちのプッシュもあり猫と暮らすことにしたのです!

フィガロ君は僕が指揮者だということを知りません。だから僕が楽譜を読んでいようが、ピアノを弾いていようがお構いなしに遊んでくれだとか、ご飯をくれだとか、トイレが汚いから片付けてくれだとか要求してきます。それが良いのです。僕が指揮者から唯一川瀬賢太郎に戻れる瞬間です。

ある日、妻がフィガロ君が喋ったと言うのでさすがにそれはないだろうと思っていたら「ごは〜ん」と鳴いていました。今では「ごは〜ん」と「ママ〜」だけは明らかに喋ります。「パパ〜」とは言いません。残念。

熱帯魚たち

オーナー:清澄貴之(広島交響楽団/トロンボーン奏者)

癒しのために飼い始めました。魚にもそれぞれ個性があってずっと観ていられます。

さくらこ(白柴、11歳)

 

オーナー:蔵川瑠美(広島交響楽団/コンサートミストレス)

小さいころからずっと飼いたいと思っていて、初めてオケに就職したのを機に飼うことにしました。就職してすぐは慣れないことばかりで緊張が続いていましたが、さくらこのおかげで乗り切ることができたと思います。
最近は子犬のワルツを目の前で弾いたら、ニコニコしながらじっと座って聴いていました。とても怖がりな犬なのですが、バイオリンの音は機嫌よく聴きます。

はな(三毛♀、5才)

 

オーナー:倉持幸朋(広島交響楽団/ホルン奏者)

保護猫の里親を探している知り合いの家に遊びに行って、一目でピンときました。
(猫にしては珍しく)人間の食べ物に興味なく、人見知りもゼロ、爪切りやシャワーもまったく嫌がらない、超おっとりな性格です。

あんず、もも(キジトラ、4歳)

 

オーナー:甲田幹雄(東京交響楽団/元ホルン奏者/現在大久保事務所勤務)

以前飼っていたネコが行方不明になり、あまりにショックで14年間ネコを飼うことが できませんでした。 息子がどうしても飼いたいということで、保養団体から我が家に来ました!

あんずは発声練習をすると同じ音程で 鳴きます。絶対音感があるかしら。ももはマッサージが得意。腰が痛いと言うと、一生懸命フミフミして くれます。

デューク(キャバリアキングチャールズスパニエル、2歳 )

 

オーナー:佐々木明子(広島交響楽団/ヴィオラ奏者)

数十年犬を飼い続けています。 先代犬が亡くなって、ご縁があって我が家に来ました。
我が家のお笑い担当です。 毎日必ず笑わせてくれるような子です。人も犬も大好き! 愛想は抜群にいいです。 ノーズワークも得意です。

おもち(雑種、4歳)

 

オーナー:飛田勇治(広島交響楽団/コントラバス奏者)

近所の野良猫が子猫を産み、近所のネコ嫌いの人に、なんとかしてーと押し付けられました。4匹の子猫のうち1匹を飼い、後は里親を探しました。
ドライブ好き。散歩もリードを着けて、そこそこ歩きます。

りん(5歳、ミニチュアシュナウザー)

 

オーナー:豊田実加(神奈川フィルハーモニー管弦楽団/ホルン首席奏者)

先代も同じ犬種・同じ色の子を飼っていました。ミニチュアシュナウザーの、賢くて(うちの子はそうでもないのですが……笑)、家族のことが大好きで素直な性格に惹かれて、同じ種類の子を再びお迎えしました。 

とにかく日々可愛くて仕方ありません(笑)。
朝は目覚まし時計が鳴ったのが聞こえると、飛んで部屋まで起こしにきてくれたり、家族がテレビなどに熱中して構ってくれないと「家出してやるー‼︎」と言わんばかりに家のドアをカリカリして背中を向けたりと、やることなすことすべてが愛おしい。

ルーク(スコティッシュフォールド、4歳)

 

オーナー:直江智沙子(神奈川フィルハーモニー管弦楽団/第2ヴァイオリン首席奏者)

親友の家にスコティッシュがいて、あまりに可愛くて飼い始めました。
現代曲で効果音ばかり(駒の上のギシギシした音や、高音のピーーーというイヤな音)が連続する曲のときは全力で止めてきます。基本的に音の低い曲の方が寝ているので、飼い主に似たのかなと思います(笑)。

ナナ(ミニチュアダックスフント、14歳)

 

オーナー:野沢岳史(東京交響楽団/トランペット奏者)

お腹が空いたら自分でお皿を咥えて持ってきたり、足らないときはお手の仕草で催促をします。

ミオ(雑種、猫メス、1歳2ヶ月)

オーナー:福井蔵(東京交響楽団/首席ファゴット奏者)

奥さんが息子も大きくなり、相手して貰えないので猫を探していました。奄美(大島)のネズミやウサギを獲ってしまう野良猫を処分されないように保護し、里親を探して引き取ってもらうという活動をしている団体(NPO法人練馬猫)に問い合わせして、そこから譲渡していただいたの猫です。

疲れて帰ってやっと椅子に座ると、すかさず膝に乗ってきます。「撫でろ」と言ってそのまま寝ます、まぁ疲れをちょっとだけ忘れます。

ティ(ヨークシャテリア、6歳メス)

 

オーナー:盛田恵(広島交響楽団/2ndヴァイオリン奏者)

亡き父がペットショップで一目惚れして、連れて帰って来ました。名前は先代の犬の名前をそのまま継いでます。甘やかしていてわがまま放題ですが、とにかく可愛いです。

ウメ(セキセイインコ/2歳)、タケ(オカメインコ/1歳)、マツ(マメルリハ/0歳)

 

オーナー:森川公美(広島交響楽団/フルート奏者)

子どもが欲しがったので、セキセイインコを購入。その後、鳥との生活が楽しくなって3羽に増えました。
スマホのシャッター音や家族の笑い声、電子レンジなど色々な音を真似たり、お喋りなどで家を賑やかにしてくれます。

たわし(ミシシッピーアカミミガメ、推定19歳)

 

オーナー:渡辺功(東京交響楽団/テューバ奏者)

餌が欲しいときのみ近寄ってきます。

練習しているときの反応は?

ご自宅で練習する楽団員の皆さん。楽器を練習している間、動物たちはどんな反応を示すのでしょうか。無関心派が多数ながら、中には音楽が好きなペットたちもいるようです。

ペットたちの反応
「寝てます」派
・寝ています。 練習が終わって楽器を拭きはじめると(松ヤニを拭くときの音に反応)おもちゃを持って遊んでとやって来ます。
 
・無関心ですが、気持ちよさそうに隣で寝ています。
 
・子犬のころショスタコーヴィチのシンフォニーを練習していても、となりですやすや寝ていました。
 
・基本的に練習中は練習室に入れませんが(そうとうお転婆で、リードはいじるし、楽器を立てて置いておくと飛びついて倒しそうになるので)、見せたときにはクンクンしてからキィを爪でひっかき、慌てて引き離しました。 ちなみに奥さんがピアノをひくときはピアノの下で平気で寝ています。
 
「練習室に入れてほしい」「かまってほしい」派
 ・部屋に入れろと鳴いて、入れてやると、練習には無関心でいすの上で寝ています。
 
・特に反応はありませんが、たまに練習室に入りたがります。
 
・防音室(愛犬立入禁止)で練習しているため、部屋の前でひたすら待っています。
 
・ドアのそばで並んで聴いているようです。
 
・日によりますが、興味がある日には楽譜の上に乗ってきたり、ピアノに登ってきたりします。無関心の日も多いですが、近くにはいたいらしく、書斎の部屋の前で寝ていることが多いですね。あと、指揮棒が大好きでよく盗まれます。
 

「楽器の音は嫌い」派

・別の部屋で練習をしているのでよくわかりません。 家内がピアノを練習するとあんずは大丈夫ですが、ももは逃げ出します。

 
・嫌がって近寄りませんが、弓のケースで爪をバリバリ研ぎます。爪研ぎだと思っているようです。 ですので、楽器で爪を研がれないように、楽器のある部屋にはなるべく入れないようにしてます。
 
「音楽好き」派
 ・一緒に歌い、音程を合わせてきます。オーボエよりイングリッシュホルンの方が大声になります。
 
・3羽とも楽器の音が好きなようで、練習室に向かうと飛んで追いかけてきます。練習していると頭の上に乗ってきて、負けじと得意な歌を歌います。

以上、オーケストラ楽団員のみなさんのペットたちをご紹介しました。

素晴らしい演奏の陰には、つらいときも悲しいときも癒しを与えてくれるペットの存在があるのかもしれません。

構成・文
ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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