イベント
2019.04.13
4月の特集「10連休」

10連休の過ごし方:編集部員Kの場合〜ガチャ任せ! オペラ10連ガチャに身を委ねてみた

みなさんは「ガチャ」という言葉をご存知だろうか?

カプセルトイの俗称「ガチャガチャ」に由来し、ソーシャルゲーム内でランダムにアイテムを入手できるシステムである。概ね課金が伴うので、恐怖の対象とみなされている。

編集部は自作の「オペラ・ガチャ」システムを作成。1日1オペラを運に委ねてみることにした。普段聴かない色んな演目に出会えるかも? すべてはガチャ次第。

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

10日も休みがあるんだから、普段できないことをしてみよう! なんていう気になって思いついた。

オペラが大好きで、映像やCDで良く聴くのだけれど、気がつくと同じ演目をぐるぐる。ここはひとつ、普段手を出さないところにもチャレンジすべく「オペラ・ガチャ」を引いてみよう。

手順は以下の通り

Step1 wikiペディアに並んだ372演目のオペラに番号付け

Step2 10日分の番号を乱数メーカーでたたき出す

Step3 あとは逃げも隠れもせず、1日1演目 乱数で決められたオペラを鑑賞してみる

どの作品もスーパーレア級の素晴らしさがあるはずだが、ほかにもやりたいことがないでは無い連休。もしメノッティの可愛いオペラ《電話》なら30分で終わるし、ヴァーグナーの《神々の黄昏》でも引こうものなら5時間である。

さぁまずは乱数をつくる!

指定した範囲の中から無作為に数字を選ぶ「乱数」。数字だけじゃわからないドキドキ感、良いですね。

どうなる?My10連休!

こうなりました

全体的に名作も多く、知らないオペラも程よくで良い感じ。大好きなオッフェンバックやロッシーニも入っているのだが、問題は6日目。

まず24時間に収まらないという事実。とりあえず今のところ、どうすれば良いのか解らない。

この自作ガチャ、交響曲だろうと、ポップスだろうと、(別に音楽でなくても)なんでも出来るので、皆さんもやってみてはいかがでしょうか?(やらないでしょ)

Day1 ロッシーニ:《セビリャの理髪師》

Day2 ベルリオーズ:《ファウストの劫罰》

Day3 ヴェルディ:《仮面舞踏会》

Day4 モーツァルト:《羊飼いの王様》

Day5 プロコフィエフ:《セミョーン・カトコ》

Day6 シュトックハウゼン:《光》

正直なところ、実際の上演には1週間かかる大作をどうやって1日でこなせば良いのか途方にくれた。音源や映像もどうやら、すべては発売されていない模様。

2019年2月に発売され話題になっている、この本を読んでみるのも良いかな?

まず《光》がどんなオペラなのかお勉強!

松平 敬 著「シュトックハウゼンのすべて」 (アルテスパブリッシング刊)

Day7 ヴェルディ:《運命の力》

Day8 ヘンデル:《アルチーナ》

Day9 スメタナ:《ヴィオラ》

Day10 オッフェンバック:《天国と地獄(地獄のオルフェ)》

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ