イベント
2023.02.22
2023年5/4~5/6 東京国際フォーラム

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023」4年ぶりの開催、テーマはベートーヴェン!

「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023」記者会見より
ルネ・マルタン (LFJアーティスティック・ディレクター)と、ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023運営委員会から谷澤淳一 (一般社団法人大手町•丸の内•有楽町地区まちづくり協議会)、小林京太 (三菱地所株式会社)歌川 貴 、(株式会社東京国際フォーラム)、梶本眞秀 (株式会社KAJIMOTO)が登壇

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ゴールデンウィークの定番として親しまれていた「ラ・フォル・ジュルネ」。コロナ禍で開催を休止していたが、4年ぶりに復活、以前と同じようにGWの2023年5月4日(木)~5月6日(土)に開催される。

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ラ・フォル・ジュルネとは?

1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定。コンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」の9会場で、同時並行的に約45分間のコンサートが朝から夜まで繰り広げられます。演奏者には旬の若手やビッグネームが並び、5日間で300公演を開催。好きなコンサートを選び、1日中、音楽に浸ることができます。

 

しかも、入場料は6〜30EURO(700円〜3,000円)という驚きの低価格。「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」というルネ・マルタン(アーティスティック・ディレクター)の意向によるもの。来場者の6割をクラシックコンサート初体験者が占め、たくさんの子どもたちも参加。

 

ユニークなコンセプトで展開されるラ・フォル・ジュルネの人気は国外へも拡がり、2000年からポルトガルのリスボン、2002年からはスペインのビルバオ、2005年からは東京国際フォーラムで開催。2008年には金沢とブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、2010年には新潟、びわ湖、ワルシャワ、2011年には鳥栖、2015年にはロシアのエカテリンブルクで開催されている。

このたびアーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが来日、運営委員会(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)とともに記者会見を行なった。

今回のテーマは「Beethoven―ベートーヴェン」。ベートーヴェンの生誕250年の2020年ナントでの公演後、日本で予定されていたテーマだ。3日間の開催期間中、3つの主会場で50の有料公演が行なわれ、その合間に地上広場でのキオスク・コンサート(無料)、講演会(要有料コンサート半券)、マスタークラス(聴講は予約制)、屋台村での飲食が楽しめる。マルタンが語る「LFJはお祭り」を体現した、祝祭的な雰囲気のイベントになりそうだ。

 

プログラムにはもちろん、ベートーヴェンの主要作品が並ぶ。ベートーヴェンへのオマージュ作品や、ハバナ風ベートーヴェン、打楽器アンサンブル、管楽器が盛んな日本開催にあたり吹奏楽公演やサックス四重奏など、バラエティに富んだ「ベートーヴェン」を楽しみ尽くす3日間。

また、「0歳からのコンサート」や、3歳から入場可能なコンサートなど、有料公演にも家族で楽しめるプログラムが用意されている。「これらは東京で始まり好評をいただき、本家ナントに逆輸入された企画」(KAJIMOTO社長)。

出演者は常連に加え、初登場のアーティストも多数。ピアニストで俳優のパスカル・アモワイエル、ロン=ティボー優勝で躍進中の亀井聖矢、ベートーヴェン作品をラテン・アレンジで演奏して話題となったジャズピアニストのヨアキム・ホースレイらが初参加する。

ナントで行なわれた1995年第1回のテーマでもあり、2020年の無念の公演中止を乗り越え実現する「ベートーヴェン」。マルタンが開催にあたってのメッセージの最後に引用したベートーヴェンの言葉「心より出で、願わくば再び心に至らんことを」には、万感の想いが込められていることだろう。

ぜひ今年のゴールデンウィークは有楽町で、ベートーヴェンの音に溢れた「熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ)」を過ごしてみてはいかがだろうか。

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