第46回ピティナ・ピアノコンペティション 特級ファイナリスト4名が決定!
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
毎年全国からのべ約4万人が参加する世界最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」。その最高峰に位置する「特級」からは、近年に限っても、国際コンクール等での活躍も顕著な亀井聖矢・角野隼斗・進藤実優・森本隼太・黒木雪音・古海行子らが輩出されている。
協奏曲が演奏されるファイナルでは、毎年ハイレベルな熱演が繰り広げられる。8月14日に行なわれたセミファイナルで、4名のファイナリストが決定した。
・森永 冬香(東京藝術大学3年):チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
・神宮司 悠翔(東京藝術大学音楽学部附属音楽高校2年):チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
・北村 明日人(チューリヒ芸術大学 大学院修/東京芸術大学 大学院在学中):ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番
・鶴原 壮一郎(東京藝術大学2年):ラヴェル:ピアノ協奏曲
8月17日(水)サントリーホールで開催される特級ファイナルにて、この4名のコンチェルト審査が行なわれる。YouTubeライブにて生中継も行なわれ、20:00頃より開式予定の結果発表・表彰式もライブ配信される。
ピティナ・ピアノコンペティション 特級ファイナルが生中継される YouTubeチャンネル
特級ファイナルへの道
特級ファイナルに至るまでには、三次までの予選とセミファイナルを突破しなければならない。
特級一次予選には67名の応募があり動画審査が行われた。二次予選には24名が進出、ソロ演奏が行なわれた。今年は、「サポーター賞」が設けられ、期間中、出場者全員に毎日1票の投票が行われている。
三次予選には10名が進出、ピアノ伴奏によるコンチェルト演奏が行なわれ、公式伴奏ピアニストは過去の特級入賞者が務めた。特級セミファイナルには7名が進出、リサイタル審査が行われた。
聴き手が様々な角度から応援できるコンクール
ピティナ・ピアノコンペティション「特級」には、審査員が選出するグランプリのほかに、会場の聴衆が選出する「聴衆賞」と、「サポーター賞」がある。
サポーター賞とは、2021年に創設された「オンライン聴衆賞」をより多くの方が参加しやすいように進化させたもの。
二次予選〜ファイナルの間、25名の参加者に誰でも1日1票投票ができ、最終日までの投票総数が多い順に、クラウドファンディングの支援から褒賞金を授与する。
今年は4名のうち誰が栄冠を手にするのか。これからの国際的な活躍が期待される若手精鋭が集うコンクールであるだけに、特級ファイナルの熱演は聴き逃せない。
出演:森永 冬香、神宮司 悠翔、北村 明日人、鶴原 壮一郎、飯森範親指揮 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
チケット:全席指定 ★当日券発売開始 15:30~
プレイガイド:e+(イープラス) 8/17 15:30まで発売中
チケットぴあ 8/16 23:59まで発売中
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 8/16 23:59まで発売中
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