イベント
2022.08.19
9月18・19日開催 歌う!聴く!踊る!がぎゅっと凝縮

サラダ音楽祭~多彩なプログラムで音楽の楽しさを体感!ここでしかできない体験を

音楽祭の名前がサラダ? 実はこの名前、SaLaD=Sing and Listen and Dance〜歌う!聴く!踊る!に由来するのです。赤ちゃんから大人まで、年齢や障害等の有無に関わらず、あらゆる人が一緒になって楽しめるコンサートや企画を東京都交響楽団と東京芸術劇場が連携して開催、出演陣には都響音楽監督の大野和士をはじめ、国際的に活躍する音楽家やダンスカンパニーが勢ぞろい。すべての人に開かれたこの音楽祭について、メインプログラムの2つのオーケストラ公演を中心に、今年の主な出演者や聴きどころを紹介します。

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

オーケストラにダンスカンパニーが加わる舞台はこの音楽祭ならでは。昨年のメインコンサートから

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オーケストラコンサートからワークショップ、マスタークラスまでスパイスの効いた企画

誰もが音楽の楽しさを体感・表現できる音楽祭として、2018年に誕生したサラダ音楽祭。池袋の東京芸術劇場を中心に、サラダ=SaLaDの由来であるSing and Listen and Dance~歌う!聴く!踊る!をコンセプトとしたフレッシュで多彩なプログラムを展開し、SDGsにも積極的に取り組んでいる。

9月18日と9月19日に行なわれる音楽祭のメインプログラムでは、この音楽祭のスーパーバイザーである大野和士(東京都交響楽団音楽監督)指揮のもと、赤ちゃんから入場可能な「OK!オーケストラ」、メインプログラムのフィナーレを飾る「音楽祭メインコンサート」と2つのオーケストラ公演を開催。

ほかにも昨年大好評だった子どものためのオペラ『ゴールド!』の再演や、歌やダンス、楽器作りまでバラエティ豊かなワークショップ、開放感あふれる池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアターを始め池袋街なかでくり広げられるミニコンサートに加え、今年は誰でも気軽にバーチャル都響メンバーと合奏体験が可能な「だれでもピアノコンチェルト」(企画・制作協力:ヤマハ株式会社)、初心者から上級者まで幅広い世代の方々が都響メンバーの指導を直接受けられる「サラダ音楽祭マスタークラス」の開講など、あらゆる人が楽しめる魅力的なプログラムと企画が用意されている。

左上から時計回りに、昨年日本初演されて大好評だった子どものためのオペラ『ゴールド!』、出演ダンサーによるワークショップ、都響メンバーから直接指導が受けられるマスタークラスの様子。子どものためのオペラ『ゴールド!』~少年ヤーコプとふしぎな魚のものがたり(日本語上演)は、2012年にオランダで初演されて以来、ヨーロッパ各地で上演されている本格的な子ども向けオペラ。ソプラノ歌手と打楽器奏者の2人が様々な役を演じ分け、グリム童話を題材とした不思議な世界へと子どもたちを誘う。途中には子どもたちが波を表現する場面もあり、観客と出演者が一緒に作品を創り上げる双方向・参加型の作品

日本を代表するダンスカンパニーやピアニスト、歌手など豪華な顔ぶれ

大野和士&都響が主体となる「音楽祭メインコンサート」には、昨年に引き続き、圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了する日本を代表するダンスカンパニーNoism Company Niigata(ノイズム・カンパニー・ニイガタ/演出・振付:金森穣)が登場するほか、国際的に活躍する人気ピアニストの江口玲、ソプラノの前川依子、メゾソプラノの松浦麗が出演と、豪華な顔ぶれが揃う。

年齢や障害等の有無に関わらず、あらゆる方が入場OK!の「OK!オーケストラ」でも、昨年同様子どもたちに大人気の小林顕作が司会をつとめ、近藤良平率いるコンドルズが軽快で楽しいダンスで会場を盛り上げるほか、オーケストラにのせてソプラノ・栗林瑛利子東京少年少女合唱隊(児童合唱)がスタジオジブリの作品で素敵な歌声を披露してくれる。

東京都交響楽団の音楽監督・大野和士は、新国立劇場オペラ部門芸術監督やバルセロナ交響楽団とブリュッセル・フィルの音楽監督も務める。そんな国際的指揮者が、サラダ音楽祭では燕尾服からロゴ入りTシャツに着替えて登場! 観客と共に音楽を楽しむ

歌と踊りとオーケストラが一度に楽しめるサラダ特製コンサート

サラダ(Sing and Listen and Dance)の要素がギュッと集約され、多様性に富んだプログラムが体感できるサラダ音楽祭。

中でも「音楽祭メインコンサート」では、アルヴォ・ぺルトの神秘的な音楽とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章の甘美な旋律に載せてNoism Company Niigataが深遠かつ優艶な舞踊を披露するほか、オーケストラと歌唱を余すところなく堪能できるメンデルスゾーンの劇音楽《夏の夜の夢》にもぜひ注目してほしい。

そして「OK!オーケストラ」は、赤ちゃんから大人まで年齢や障害等の有無に関わらず、あらゆる方が一緒になって楽しめるコンサート。大野和士×都響の充実した演奏と共に、時には歌ったり、時には踊ったり、それぞれが想い想いに音楽を楽しむことができるだろう。

サラダ音楽祭

■「OK!オーケストラ」

日時:9月18日(日)11:00 開演/15:00 開演 ※各回約 1 時間/休憩なし

会場:東京芸術劇場 コンサートホール

曲目

すぎやまこういち:交響組曲『ドラゴンクエストV』より「序曲のマーチ」、J.シュトラウス 1 世:ラデツキー行進曲 op.228 ※指揮体験コーナー、久石譲(編曲/萩森英明):映画『となりのトトロ』より「さんぽ」、ブラームス:ハンガリー舞曲第 6 番 [ダンス付き]、他

出演:大野和士(指揮)、栗林瑛利子(ソプラノ)、小林顕作(司会)、近藤良平(ダンス・振付)、コンドルズ(ダンス)、東京少年少女合唱隊(児童合唱)、東京都交響楽団(管弦楽)

 

■「音楽祭メインコンサート」

日時:9月19日(月・祝)15:00開演

会場:東京芸術劇場 コンサートホール

曲目:

ペルト:フラトレス~弦楽と打楽器のための [ダンス付き]、ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲 J.306、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 op.18 より第2楽章 [ダンス付き]、メンデルスゾーン:劇付随音楽《夏の夜の夢》

出演:大野和士(指揮)、江口 玲(ピアノ)、前川依子(ソプラノ)、松浦 麗(メゾソプラノ)、Noism Company Niigata [ノイズム・カンパニー・ニイガタ](ダンス)、金森 穣(演出・振付)、新国立劇場合唱団(合唱)、東京都交響楽団(管弦楽)

 

子どものためのオペラ『ゴールド!』
日時:9 月 18 日(日)・19 日(月・祝) 各日11:30 開演/15:30 開演
※各回約 1 時間/休憩なし

会場:東京芸術劇場 シアターイースト

出演:柳原由香(ソプラノ)、池上英樹(打楽器)

 

※その他の公演を含む詳細は、音楽祭ホームページをご確認ください。

サラダ音楽祭ホームページ

 

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