指揮・沖澤のどか×演出・眞鍋卓嗣による 東京二期会オペレッタ《メリー・ウィドー》、11月に上演
1984年生まれ、千葉県佐倉市出身。明治大学文学部卒業後、東進ハイスクールの校舎運営、朝日新聞夕刊の執筆・編集、ステージナタリー記者を経て現職へ。『ぴあ』、『ウートピ...
フランツ・レハール作曲のオペレッタ《メリー・ウィドー》が、東京二期会による新制作で上演される。
指揮を沖澤のどか、演出を劇団俳優座の眞鍋卓嗣が手がける本作は、パリを舞台にした全3幕のオペレッタ。軽快なフレンチカンカンや甘美なワルツのデュエットなどに乗って、架空の小国・ポンテヴェドロの外交官ダニロ・ダニロヴィッチと、彼の元恋人で大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリの恋模様が繰り広げられる。
ベルリン・ドイツ・オペラで新作を指揮するなど海外での実績を重ねている沖澤は、2019年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。東京二期会では、7月11日に行われたガラコンサート「希望よ、来たれ!」で初登場を果たした。眞鍋は、19世紀のロシア文学作品や別役実の不条理演劇、中島みゆきのコンサート「夜会」シリーズのステージングなど幅広い活動が注目を集める劇団俳優座の演出家。東京二期会では、2009年に「ラ・トラヴィアータ」で演出助手を務めた経験があり、オペラの演出は2019年に上演されたこんにゃく座「遠野物語」が記憶に新しい。
なお、今回はオペレッタの鑑賞ビギナーに向け、歌唱パートが日本語訳詞にて上演されるほか、歌詞の字幕も表示される。上演時間は約180分(休憩含む)。公演は11月26日(木)~29日(日)に、東京・日生劇場にて。チケット販売中。
日時 2020年11月26日(木)~29日(日)
会場 東京・日生劇場
台本:ヴィクトール・レオン、レオ・シュタイン
作曲:フランツ・レハール
指揮:沖澤のどか
演出:眞鍋卓嗣
キャスト:
11月26日(⽊)・28日(⼟)
池⽥直樹(ミルコ・ツェータ男爵)、盛⽥⿇央(ヴァランシェンヌ)、宮本益光(ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵)、腰越満美(ハンナ・グラヴァリ)、⾦⼭京介(カミーユ・ド・ロジョン)、吉⽥伸昭(カスカーダ⼦爵)、岩⽥健志(サン・ブリオッシュ)、加賀清孝(ボグダノヴィッチ)、柴⽥智⼦(シルヴィアーヌ)、福⼭出(クロモー)、加賀ひとみ(オルガ)、峰茂樹(プリチッチュ)、北澤幸(プラシコヴィア)、⾠⺒真理恵、岡⽥⿇⾥、横森由⾐、⼾森冴耶、本⽥ゆりこ、⾼橋広奈(グリゼットたち)
11月27日(⾦)・29日(⽇)
三⼾⼤久(ミルコ・ツェータ男爵)、箕浦綾乃(ヴァランシェンヌ)、与那城敬(ダニロ・ダニロヴィッチ)、嘉⽬真⽊⼦(ハンナ・グラヴァリ)、⾼⽥正⼈(カミーユ・ド・ロジョン)、新津耕平(カスカーダ⼦爵)、湯澤直幹(サン・ブリオッシュ)、岸本⼒(ボグダノヴィッチ)、内⽥智⼦(シルヴィアーヌ)、野村光洋(クロモー)、⼩野綾⾹(オルガ)、志村⽂彦(プリチッチュ)、⽯井藍(プラシコヴィア)、秋津緑、宇佐美悠⾥、村⼭舞、眞⽟郁碧、⽵内伶奈、⿊澤春奈(グリゼットたち)
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