インタビュー
【Q&A】ヴァイオリニスト村田夏帆さん、世界が注目する17歳のオフ時間

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者達によって創設されたバロック・アンサンブル、ベルリン・バロック・ゾリステンは、個々のメンバーがソリスト級の腕前を誇る。今回ソリストとして初共演する韓国の新星ヴァイオリニスト、ヤン・インモに、待望の来日公演の聴きどころを伺った。

1956年福島県福島市生まれ。早稲田大学卒業。在学中からフリーランスの編集者&ライターとして仕事を始める。1990年頃からクラシック音楽の取材に関わり、以後「音楽の友...
ベルリンにいま世界の若手の有望奏者が集まっているが、そこにはベルリンの主として音楽界に君臨するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の存在が大きいと言わざるをえない。ベルリン・フィルの特徴はかつてから言われていることだが、そのなかにさまざまな小さなアンサンブルを持つことであり、その代表的な存在が1995年に当時の第1コンサートマスターだったライナー・クスマウルと首席奏者たちによって創設されたベルリン・バロック・ゾリステンである。
17〜18世紀の音楽作品に、モダン楽器奏者の視点と同時に、たくさんの研究によって集められた作曲当時の演奏スタイルを組み合わせて、新しい視界をひらく演奏を展開してきた。日本ツアーも多く、また録音も巨匠ラインハルト・ゲーベルとのバッハ「ブランデンブルク協奏曲」全曲(2017年)など、高く評価されるものも多い。








