インタビュー
2022.12.15
舞台人が語る「WE LOVE MUSICAL!!」第3回

ラミン・カリムルー「役になりきって演じればどんなアングルでも真実が映る」〜新作映画や転機となった作品について語る

注目の舞台人が、ミュージカルの魅力を語る連載「WE LOVE MUSICAL!!」。
第3回は、『オペラ座の怪人』のファントムや『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンなど、世界の舞台で活躍するミュージカル・スター、ラミン・カリムルーさんが登場。新作映画『トゥモロー・モーニング』への想いや、人生を変えたミュージカル、日本のファンへのメッセージなどを、NYとのオンライン取材で独占インタビュー!

取材・文
NAOMI YUMIYAMA
取材・文
NAOMI YUMIYAMA ライター、コラムニスト

大学卒業後、フランス留学を経て、『ELLE JAPAN(エル・ジャパン)』編集部に入社。 映画をメインに、カルチャー記事担当デスクとして勤務した後、2020年フリーに...

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カリムルーさんの新作映画『トゥモロー・モーニング』は、ロンドンで絶賛されたミュージカルを映画化した、極上のミュージカル・エンタテインメント。ラミン・カリムルー×サマンサ・バークスという世界最高峰のミュージカルスターが映画初共演を果たし、離婚を目前にした男女の愛と人生を美しくエネルギッシュな歌声と共に届ける。12月16日から、YEBIS GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほかで公開される。

映画も舞台も同じく「物語を伝える仕事」

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——『トゥモロー・モーニング』は、カリムルーさんの映画初主演作品であり、共演者が同じミュージカルスターのサマンサ・バークスさんであることも話題です。監督のニック・ウィンストンさんもミュージカルの舞台の演出家ですが、最初に彼から出演の依頼があったときのご感想は?

カリムルー ニックとメールのやりとりをしていたなかで、彼がこの映画のアイデアを話してくれました。それから彼は、僕にサム(サマンサ・バークス)と一緒に出演して欲しいと言ってくれたんです。これは絶対に断れないと思って、即決でした。2人と映画が作れるなんて最高ですから(笑)。

1978年イラン生まれのカナダ育ち。クルーズ船でのパフォーマー活動を経て、2002年にイギリスで舞台デビュー。史上最年少の28歳で『オペラ座の怪人』の主役ファントム役を射止める。2010年『オペラ座の怪人』の続編『ラヴ・ネヴァー・ダイ』の世界初演でもファントム役を好演し、2014年には『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役でブロードウェイ・デビュー。その後の出演作に『アナスタシア』、「レ・ミゼラブル25周年記念コンサート」など。現在は、ブロードウェイで『ファニー・ガール』に出演中。ミュージシャンとしても2枚のアルバムを発売し、公演やコンサートで複数回来日している。

——映画はロンドンを舞台に、離婚を決意した30代のカップルの現在と、彼らの恋が燃え上がった10年前を行き来して進んでいきます。一人で20代と30代の役を演じ分けるのは大変だったと思いますが、役柄について教えてください。

カリムルー 僕が演じるビルとウィルは、10年の年を経た同じ人間です。ウィルは若くて、野心を持つ繊細な青年。自分に正直で、小説家になるという希望に燃えている。一方、30代のウィルは、失敗や妥協なども経験した大人の男性です。アーティストとしての成功を求め、夢をあきらめている。それが彼の人間性や周囲の人間関係にも影響を及ぼしています。

映画『トゥモロー・モーニング』予告編

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