昆夏美さん——中3の春、ミュージカル俳優になると決めた
執筆:堀内亮(音楽大学講師)、荒木淑子(音楽ライター)、各編集グループスタッフ。音楽之友社および『音楽大学・学校案内』編集グループは、1958年に年度刊行書籍『音楽大...
音高・音大を卒業して、さまざまなフィールドで活躍している方に、音楽を学ぶことの魅力について語っていただくインタビュー。今回は、女優の昆夏美さんにお話を伺った。
1991年、東京都生まれ。2010年洗足学園高等学校音楽科ミュージカルセクション卒業、2014年洗足学園音楽大学音楽学部ミュージカルコース卒業。2011年、大学2年生の時にミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のヒロイン、ジュリエット役に抜擢されてプロデビュー。これまでに『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ、『ミス・サイゴン』のキムなど、誰もが憧れる役を数多く演じてきた。また、ディズニー映画『美女と野獣』のベル役の吹き替えや、テレビアニメ『一週間フレンズ。』の主題歌など、多方面で活躍している。
——ミュージカル俳優を目指したきっかけは?
幼いころから歌ったり踊ったりすることが大好きで、小学校5年から児童劇団に入っていました。中学3年になるまでは完全に趣味で、普通の高校に進むつもりで、塾にも通っていましたが、ある時知人から、洗足学園音楽大学の附属高校にミュージカルコースがあると聞かされたんです。
大好きなミュージカルを学校で学ぶ道がある、と思ったら、もうどうしても挑戦したくなってしまって。それで両親にその気持ちを打ち明けると、突然の進路変更なんて反対されるだろうと思いきや、両親はとても驚きながらもあっさり「いいよ」と、音高受験のためのレッスンに通うことを勧めてくれたんです。思い切ってやりたいことをやりなさい、そんなふうに言われている気がしました。
——中3になってからのゼロスタートで、入試までは実質半年間ほど。入試準備は大変だったのでは?
はい、大変でした、「コールユーブンゲンって何?」みたいなところからのスタートだったので。聴音は最初まったくできなかったし、楽典にいたっては実は今も苦手(笑)。でも、なににせよ、繰り返してコツをつかむことで少しずつできるようになってくる、その進歩が楽しみでもありました。もちろん苦労はしましたが、好きなことを勉強しているからでしょうか、辛くはなかったです。合格したときは、うれしくて「やったー!」という感じ。自分の世界が一気に広がったような気がしました。
昆さんの高校時代の思い出、大学進学時のエピソード、そして大学2年生でのプロデビューから現在にいたるまで、ミュージカルへの思いがたっぷり語られているインタビューは、『音楽大学・学校案内2021』に掲載中!
(上記は、誌面より一部抜粋したものです)
昆夏美さんからの応援メッセージ動画公開中!
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応募方法
(1)音楽之友社出版部書籍課のTwitter @shosekika をフォロー
(2)該当のツイート(応募期間には「固定されたツイート」として一番上に表示)をリツイート。その際、『音楽大学・学校案内2021』の巻頭特集「活躍する音高・音大卒業生インタビュー 昆夏美」の感想をお書きください。これで応募完了となります!
応募締切: 2020年11月15日(日)23:59まで
ミュージカル『マリー・アントワネット』
マルグリット・アルノー役 東急シアターオーブ
2021年1月28日(木)~2月21日(日)
詳しくはこちらから
YouTube 昆夏美の「こんちゃんねる」
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