小原孝×ハラミちゃん特別対談〜ピアノ界のトップランナー2人の活動の原点
クラシックに歌謡曲、J-POP、洋楽に童謡など、幅広いジャンルの音楽を自在に横断するピアニストであり、コンサートはもちろん、テレビやラジオを通しても活躍し続ける小原孝。そして現在多くのYouTuberピアニストが活躍する中、その道を切り開き、またもっとも高い人気を誇るひとりであるハラミちゃん。メディアを通して多くの人々にピアノという楽器とその音色の魅力を届けてきた2人のピアニストの貴重な対談が実現した。今回は、ともに国立音楽大学卒業という先輩後輩関係でもある2人に、小原のデビュー35周年記念のアルバム『小原孝 BEST OF BEST』について、そしてそれぞれの活動について語り合っていただいた。
国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修(ピアノ)卒業、同大学大学院修士課程器楽専攻(伴奏)修了を経て、同大学院博士後期課程音楽学領域単位取得。在学中、カールスルーエ音楽大学...
——まずは小原さん、35周年おめでとうございます。今回のアルバムはベスト盤でありながら、11曲も新録音が入っていますね。
小原 キングレコードでリリースしてきた14枚のアルバムから選曲をしていきました。それに加えて、学生時代に弾いたメシアンやドビュッシー、そしてコンサートでは定番になっていたけれど録音していなかったものなどを入れています。
わたしのデビューはちょうどLPからCDに移行した時期と重なっていて、今後もこうして「形」になるものが続いてほしいという想いも込めて録音させていただきました。
ハラミちゃん クラシックはもちろん、洋楽に童謡、J-POPまで、とても幸せな気持ちでお聴きしました。どれも素敵ですが、とくに心に残ったのが「赤とんぼ」。童謡を弾くのも大好きなんです。
小原 それはうれしいなぁ。僕も大好きで必ず弾くようにしています。
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