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2025.01.12
特集「推しの見つけ方」
ピアニスト・石井琢磨が“推される”理由。「演奏家はまずは名前を覚えてもらうことが大切」
“推し”が多いことでも知られる、ピアニスト・石井琢磨さん。コロナ禍にYouTubeをはじめて、今や登録者数30万人を超える人気クラシック系YouTuberでもあります。なぜ石井さんのピアノは多くの人の心に響くのか、また、多くのファンから推されるのかなど、石井さんへのインタビューを通してその秘密を探ります。
取材・編集
取材・編集
寺田 愛
編集者、ライター。女性誌編集、ECサイト編集・ディレクター、WEBメディア編集長、書籍編集長などを経て現在。はじめてクラシック音楽を生で聞いたのは生後半年の頃。それ以...
かっこつけない。いつでも自然体で
——ONTOMOの「推し音楽家」についてのアンケートで、一番に答えてくださった方の“推し”が石井さんでした。
石井琢磨(以下、石井) 本当ですか!名前を挙げていただけるのはありがたいですね。
——“推し”という言葉がクラシック界でも浸透してきていると感じます。石井さんが多くの方から支持されていることについてどう思いますか。
石井 率直に言うとすごくうれしいですね。たくさんのピアニストがいるなかで、最初に名前を浮かべてもらえるということが、心からうれしいです。
推してもらうために大切なのは、“自分を知ってもらうこと”だと思っています。YouTubeを始めたのは、「石井琢磨」という名前を覚えてもらうためでもありました。そのためには、人となりを伝えることも必要だと感じています。
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石井琢磨(いしい・たくま)
徳島県鳴門市生まれ、ウィーン在住。東京藝大を経てウィーン国立音大ピアノ科に入学、同大学ピアノ科修士課程を満場一致の最優秀で卒業。ポストグラデュアーレコース修了。古き良きクラシック音楽に主軸を置きながら、「クラシックをより身近に」がコンセプト。2016年ジョルジュ・エネスク国際コンクール(ルーマニア・ブカレスト)ピアノ部門第2位受賞。これまでにジョルジュ・エネスクフィルハーモニー、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー、のだめ祝祭管弦楽団等と共演。 NHK Classic Fes.2023「たくさんアンサンブル」にて総合司会を務め、NHK交響楽団アンサンブルメンバーと共演。
”TAKU-音 TV たくおん”名義でYouTubeチャンネルを開設。総再生回数は1億回を超え、チャンネル登録者数も30万人突破。2nd アルバム 「Szene」がオリコン等のクラシック部門にて第1位を独占。サントリーホール大ホール公演が発売3分で完売。2024年アルバム発売全国ツアー「Diversity」では総動員数1万人になるなど今注目のピアニスト。
徳島県鳴門市生まれ、ウィーン在住。東京藝大を経てウィーン国立音大ピアノ科に入学、同大学ピアノ科修士課程を満場一致の最優秀で卒業。ポストグラデュアーレコース修了。古き良きクラシック音楽に主軸を置きながら、「クラシックをより身近に」がコンセプト。2016年ジョルジュ・エネスク国際コンクール(ルーマニア・ブカレスト)ピアノ部門第2位受賞。これまでにジョルジュ・エネスクフィルハーモニー、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー、のだめ祝祭管弦楽団等と共演。 NHK Classic Fes.2023「たくさんアンサンブル」にて総合司会を務め、NHK交響楽団アンサンブルメンバーと共演。
”TAKU-音 TV たくおん”名義でYouTubeチャンネルを開設。総再生回数は1億回を超え、チャンネル登録者数も30万人突破。2nd アルバム 「Szene」がオリコン等のクラシック部門にて第1位を独占。サントリーホール大ホール公演が発売3分で完売。2024年アルバム発売全国ツアー「Diversity」では総動員数1万人になるなど今注目のピアニスト。
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