インタビュー
東京都交響楽団ヴァイオリン奏者・塩田脩さん「都響と石田組の両方で成長できる」

東京交響楽団のチェロ奏者・内山剛博さんは、音楽一家に育ち、幼少期からヴァイオリンに親しんできました。やがて音楽教室で出会ったチェロ仲間たちの存在が、楽器を変えるきっかけに。コロナ禍の只中でたどり着いたオーケストラという居場所、室内楽で培った感性、そして料理や古着といった趣味とともに豊かに暮らす現在。その音楽と暮らしの背景をうかがいました。
「オーケストラの舞台裏」は、オーケストラで活躍する演奏家たちに、楽器の魅力や演奏への想いを聞く連載です。普段なかなか知ることのできない舞台裏を通じて、演奏家たちのリアルな日常をお届けします。

編集者、ライター。女性誌編集、ECサイト編集・ディレクター、WEBメディア編集長、書籍編集長などを経て現在。はじめてクラシック音楽を生で聞いたのは生後半年の頃。それ以...
——音楽を始めたきっかけを教えてください。
内山剛博さん(以下、内山) 私の家は、いわゆる音楽一家で、父がジャズサックス奏者、母がジャズピアノ奏者、兄はフルートを吹いていました。自然と何か楽器をやる流れで、当時NHK教育テレビで放送されていた「クインテット」に影響されて、5歳でヴァイオリンを始めました。
——ジャズではなく、クラシックに惹かれたのには何か理由があったのでしょうか。
内山 ヴァイオリンを始めたのは自分の意思というより、両親の勧めだったと思います。自分たちがジャズをやっているからこそ、違うジャンルも見てほしかったのかもしれません。








