川崎市×ザルツブルク友好30周年! 記念公演や、子どもたちが企画したモーツァルトのオペラ登場人物になりきるイベントも
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
平成4(1992)年4月に友好都市提携を締結してから、今年で30周年を迎えた川崎市とオーストリア・ザルツブルク市。
音楽を通じて友好都市とのつながりを感じてもらうことを目的に、ミューザ川崎シンフォニーホールでは記念やイベントが開催されます。
ザルツブルクは人口約16万人。オーストリアのほぼ中央に位置し、昔からヨーロッパの交易路の中心として栄えました。モーツァルトの生誕の地として、音楽ファンにお馴染みの場所です。
川崎市とは1992年の友好都市提携以来、芸術・文化を通じた交流を続けており、東日本大震災の際にはホール復興への支援があるなど、密接な関係を築いているとのこと。
そんな30周年を記念するコンサートは、2023年1月21日(土)に開催される人気シリーズ「モーツァルト・マチネ」の特別版! モーツァルト最晩年のオペラ《魔笛》ハイライトです。
ザルツブルクに本拠地を置くモーツァルテウム管弦楽団がマチネ・シリーズを行なっており、同団音楽監督を長く務め当時東京交響楽団音楽監督だったユベール・スダーンさんが、川崎でも始めたのが「モーツァルト・マチネ」なのだそう。
オペラに関わるあらゆる分野で活躍するバリトン歌手・宮本益光さんをナレーション/演出に迎え、川瀬賢太郎さん指揮の東京交響楽団と、日本が誇る歌手陣が出演。「オイラは鳥刺し」、「復讐の炎は(夜の女王のアリア)」など、よく知られた名曲を含む名作オペラを、約1時間のハイライトで上演します。
また、コンサートを前に、ミューザ川崎シンフォニーホールのコミュニティ・プログラムであるJr.プロデューサー経験者から構成された高校生までのチーム「リトルミューザ」が企画したイベント「〜リトルミューザからの挑戦状!〜ザルツブルク名人になろう! クイズラリー&魔笛なりきりチャレンジ」も開催されます。
ミューザ川崎ビル内5カ所で行なわれるクイズラリーは、1月14日(土)〜1月21日(土)まで。それぞれの都市についてや、ザルツブルク出身のモーツァルトが作った《魔笛》に関するクイズに応えて「ザルツブルク名人」を目指します。
1月21日のコンサート終演後の1時間行なわれる「魔笛なりきりチャレンジ!」では、スペシャルゲストの宮本益光さんと針生美智子さんに「どうしたらオペラ歌手のように声を出せるのか?」を教えてもらいながら、《魔笛》の登場人物になりきって歌うチャレンジ。誰でも一度は真似したくなる? 夜の女王の高音の秘訣を知るチャンスかもしれません。
クイズラリーは参加無料。なりきりチャレンジはチケットを持っている方が参加可能(要申し込み、最大25名・定員に達し次第締切)。参加者にはリトルミューザもデザインに関わったステッカー(クイズは全問“解答”が条件)や、オリジナル・パッケージのチョコレート(「なりきり〜」のみ)のプレゼントがあるとのことです。
2つの都市の友好を答えて、聴いて、歌って感じる1週間。この機会に音楽を通して、ザルツブルクを身近に感じてみてはいかがでしょうか?
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