おやすみベートーヴェン 第53夜【天才ピアニスト時代】

「八重奏のロンディーノ 変ホ長調」――ベートーヴェンの室内楽では最大編成

プレイリスト
2020.02.06

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1792年、22歳のベートーヴェンは故郷ボンを離れ、音楽の中心地ウィーンに進出します。【天才ピアニスト時代】では、ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品を紹介します。

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監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ
ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

ベートーヴェンの室内楽では最大編成「八重奏のロンディーノ 変ホ長調」

管楽器だけの編成の作品は今日の演奏会でもほとんど聴く機会のない秘曲のようになっている。

ボンの宮廷楽士たちによって演奏されていた「パルティア」と題された「管楽八重奏」変ホ長調Op103がある。オーボエ、クラリネット、ファゴット、そしてホルン各2管の編成はいわゆるハルモニームジークと呼ばれるものである(中略)全く同じ編成の「ロンディーノ」変ホ長調WoO25は、恐らくこの八重奏曲の最初のフィナーレとして書かれたものである。

――小山実稚恵、平野昭著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)56ページより

ボン時代に楽士たちのために作曲された八重奏「パルティア」は、ウィーンに出てからハイドンの指導で改訂されました。このロンディーノはそのときの副産物のようです。8本の管楽器の豊な響きが美しい作品です。

作品紹介

八重奏のロンディーノ変ホ長調 WoO25

作曲年代:1793年(ベートーヴェン23歳)

出版:1829年夏

小山実稚恵、平野昭著 『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』(音楽之友社)
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