金メダルは最年少イム・ユンチャン! 第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール 受賞者たちの演奏を振り返ろう
2022年6月2日(木)~18日(土)、約3週間にわたって行なわれた第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール。30名のピアニストが挑んだ本大会。3回の予選と本選(ファイナル)を経て、3名のメダリストと特別賞受賞者が選ばれました。
金メダル: イム・ユンチャン Yunchan Lim(韓国/18歳)
銀メダル: アンナ・ゲニュシェーニェ Anna Geniushene(ロシア/31歳)
銅メダル: ドミトリー・チョーニ Dmytro Choni(ウクライナ/28歳)
モーツァルト協奏曲賞: イリヤ・シュムクレル Ilya Shmukler(ロシア/27歳)
John Giordano 審査員特別賞: マルセル田所 Marcel Tadokoro(フランスー日本/28歳)
Raymond E. Buck 審査員特別賞: アンドリュー・リー Andrew Li(アメリカ/22歳)
Patricia and Neal Steffen Family 審査員特別賞: シン・チャンヨン Changyong Shin(韓国/28歳)
ONTOMOでは期間中、ライブ配信のための記事を掲載してきましたが、170の国から900万人の視聴があったそうです。あらためて、受賞者の演奏を振り返ってみましょう!
※名前の日本語表記は、文字だけではアクセントの位置がわからないため、正確ではない可能性があります
メダリスト
金メダル: イム・ユンチャン Yunchan Lim(韓国/18歳)
本大会の最年少参加者、韓国出身のイム・ユンチャンが金メダルに輝きました。ファイナルではラフマニノフのピアノ協奏曲第3番と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏。
審査員長で、ファイナルの共演者でもある指揮者マリン・オールソップは、このようにコメントしてます。
ユンチャンの素晴らしい才能を、この目で見るというのは大変刺激的でした。すべてのファイナリストが稀有な音楽性、芸術性を見せてくれましたが、ユンチャンはその中でも際立っていました。この3週間を通して、とくにラフマニノフのピアノ協奏曲第3番での壮大な演奏は、彼が18歳にして、すでに並外れた深みと、まばゆいばかりのテクニックをもっていることを示していました。今後数年間で彼がさらに成長し、また一緒に演奏できることを楽しみにしています。
銀メダル: アンナ・ゲニュシェーニェ Anna Geniushene(ロシア/31歳)
本大会参加者では最年長のロシア出身アンナ・ゲニュシェーニェさんが銀メダル。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏されました。
銅メダル: ドミトリー・チョーニ Dmytro Choni(ウクライナ/28歳)
銅メダルはウクライナ出身のドミトリー・チョーニさん。ベートーヴェンとプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を演奏されました。
特別賞
セミファイナルでのモーツァルトの協奏曲での優秀な演奏者に贈られる「Award for the Best Performance of a Mozart Concerto」。そして、3人の審査員がそれぞれ選んだ特別賞を受賞された4人の演奏もご紹介します。
イリヤ・シュムクレル Ilya Shmukler(ロシア/27歳)
モーツァルト協奏曲賞
マルセル田所 Marcel Tadokoro(フランスー日本/28歳)
John Giordano 審査員特別賞
アンドリュー・リー Andrew Li(アメリカ/22歳)
Raymond E. Buck 審査員特別賞
シン・チャンヨン Changyong Shin(韓国/28歳)
Patricia and Neal Steffen Family 審査員特別賞
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