青島広志さん&宮尾俊太郎さんが選ぶバレエ音楽3選!
夏のコンサート『青島広志のバレエ音楽ってステキ!』で、みなさんにわかりやすく楽しくバレエを教えてくださる、青島広志先生と宮尾俊太郎さんに、オススメの楽曲を伺いました!
北海道生まれ。14歳よりバレエを始める。2001年フランス・カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。在学中にカンヌ・ジュ・ヌ・バレエのツアーに参加。2004年Kバレエカンパニ...
1955年、東京生まれ。東京藝術大学および大学院修士課程を修了。作曲家としては、オペラ「火の鳥」、「黒蜥蜴」、管弦楽曲「その後のピーターと狼」、合唱曲「マザーグースの...
青島広志さんセレクト編
バレエの音楽はチャイコフスキーの作品は絶対に重要です。でも残念なことにチャイコフスキーは3つしか書いていない。ただこの3つとも見るべき作品なのですが、特に私は「くるみ割り人形」を挙げたいと思います。1曲1曲がとても短いもので、音楽的にも全部変化に富んで作曲してあるので、出演者も個性的な役が多い。だから見るたびにとてもおもしろい。悲しい内容ではなく、夢見心地で見られる作品なので真っ先に挙げたいと思います。
チャイコフスキーがいちばん力を入れた作品だと思えます。交響曲的ですね。それまで他の音楽家が作ったバレエの音楽は、失礼ですが薄っぺらい作品が多かった。でも「白鳥の湖」はベートーヴェン的というか、オーケストラだけで成立するように書かれているので、音楽方面から入ってくることもできると思います。そして。内容も王女と王子が悪魔に阻まれて、ふたりは引き裂かれてしまう――とても少女マンガ的なので私は大好き!
大変にエネルギッシュな音楽です。現代音楽と言えるでしょうね。ただしロシアの古い民謡風なメロディーも入っているので、口ずさめる音楽としても聞くことができる。これほど音だけで感動できる作品はないだろうと思います。ただ演奏が大変なのでなかなか上演されないので難しいかも知れませんが、機会があればぜひ見たほうがいいでしょう。
宮尾俊太郎さんセレクト編
オペレッタの中の良い部分を全部くっつけてできあがっている曲。聴いていても非常にわかりやすく楽しいですし、そこに踊りが付きますので見応えばっちりだと思います。
アメリカの作曲家の方のオリジナル音楽で、僕も聴いたことがありませんでした。バレエ作品のために作られたのではなく、後から「トム・ソーヤの冒険」を題材にした新しいバレエ作品のために、その曲に乗せて振り付けていますが、まさにぴったりな曲。物語を知っている方は音楽を聴きながら想像していただければと思います。
(※音源はオリジナルです)
とてもポピュラーで聞きなじみがある方も多い曲だと思います。コンサートに行くと、知っている曲を聴くとテンションが上がるので、聞けばわかるという部分でこの曲はおすすめです。
北海道生まれ。14歳よりバレエを始める。2001年フランス・カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。在学中にカンヌ・ジュ・ヌ・バレエのツアーに参加。2004年Kバレエカンパニ...
1955年、東京生まれ。東京藝術大学および大学院修士課程を修了。作曲家としては、オペラ「火の鳥」、「黒蜥蜴」、管弦楽曲「その後のピーターと狼」、合唱曲「マザーグースの...
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