【Q&A】ヴァイオリニスト村田夏帆さん、世界が注目する17歳のオフ時間
2019.12.30
おやすみベートーヴェン 第15夜【ボンでの少年・青年時代】
《ヴァイオリン協奏曲 ハ長調》——ベートーヴェン初めてのヴァイオリン協奏曲
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
ベートーヴェン初めてのヴァイオリン協奏曲 《ヴァイオリン協奏曲 ハ長調》WoO5
1790年、ベートーヴェンは19歳の時に初めてヴァイオリン協奏曲を書きました。この年は、ハイドンがコンサートで渡英するためにボンに滞在した年でもあります。
1790年暮れにハイドンがボンに滞在することを承知していたベートーヴェンであったが、会見の機会はなかっただろう。
時間的にみてボン逗留は一泊程度で、(中略)ベートーヴェンがハイドンと会見するのは帰路の92年7月初旬であったと考えてよいだろう。
——平野昭著『作曲家◎人と作品シリーズ』(音楽之友社)31ページより
今やその名を知らない人はいないであろうハイドンとベートーヴェン。後に師弟関係を結ぶことになる2人が出会うのは、まだ先の話のようです。
そんな年に書かれたこの作品は、若さがあふれています。
作品紹介
《ヴァイオリン協奏曲 ハ長調》WoO5
作曲年代:1790年〜1792年
初演:不明
出版:1879年フリードリヒ・シュライバー社(ウィーン)
平野昭著『作曲家◎人と作品シリーズ』(音楽之友社)
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2025.08.28
東京交響楽団首席フルート奏者・竹山愛さん「今日来てよかったと思える音を作りたい」
2025.08.26
エリザベート王妃ってどんな人? 世界的コンクールに名を残したベルギーの“文化サポ...
2025.08.24
30秒でわかるショパン:ワルツ第6番(子犬のワルツ)
2025.08.24
30秒でわかるベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
2025.08.24
30秒でわかるラヴェル:《ラ・ヴァルス》
2025.08.24
30秒でわかるリスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
2025.08.24
30秒でわかるJ. S. バッハ:G線上のアリア
2025.08.22
【音楽を奏でる絵】画家レーピンと「ロシア五人組」が活躍した19世紀