レポート
ヤマハ初の奨学生コンサートは華麗なる室内楽

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
そして、エレオノーレに愛らしいピアノとヴァイオリンのためのロンド「ト長調」WoO41をプレゼントし、さらに同じ編成で《モーツァルトのオペラ〈フィガロの結婚〉から〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲》WoO40も書き始め、これはウィーン到着後に完成させてエレオノーレに献呈している。この時期には歌曲なども数曲書かれ、ボン時代の創作期の頂点を築いている。
——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)35ページより
昨日の《モーツァルトのオペラ〈フィガロの結婚〉から〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲》に続き、ベートーヴェンがピアノを教えるために出入りしていた、ブロイニング家の長女エレオノーレに献呈された作品です。
「ピアノとヴァイオリンのためのロンド ト長調」WoO41
作曲年代:1792(ベートーヴェン20歳)
出版:1808年







