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2020.06.06
おやすみベートーヴェン 第174夜【作曲家デビュー・傑作の森】

交響曲第2番ニ長調 第3楽章——楽章構成はハイドン、主題はモーツァルトからの影響

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1800年、30歳になったベートーヴェン。音楽の都ウィーンで着実に大作曲家としての地位を築きます。【作曲家デビュー・傑作の森】では、現代でもお馴染みの名作を連発。作曲家ベートーヴェンの躍進劇に、ご期待ください!

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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楽章構成はハイドン、主題はモーツァルトからの影響 交響曲第2番ニ長調 第3楽章

楽章構成の構図においてハイドンから多くを学ぶ一方で、主題法においてはモーツァルトの後期交響曲、とりわけ最後の3曲(K543、550、551)から大きな影響を受けている。(中略)意識していたかいなかったかは別として、1807年の交響曲第5番(《運命》)になってもまだモーツァルトそっくりの旋律法を使っている事実は見逃せない。

——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)214 ページより

ベートーヴェンは交響曲の構成について、師匠のハイドンの作品から学んでいました。第1楽章でゆったりとした序奏から主題を提示していく手法をはじめ、交響曲第2番にもハイドンからの影響が見られるそうです。

しかし、旋律に関してはモーツァルトの交響曲を勉強していたようです。革新的とされるベートーヴェンでも、第5番に至るまでモーツァルトからの影響があったのですね。

作品紹介

交響曲第2番ニ長調Op.36

作曲年代:1802年(ベートーヴェン32歳)

出版:1804年3月美術工芸社(ウィーン)

平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)

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